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日経平均は4日ぶり大幅反落、中国株下落で後場一段安、ハイテク株に売り

日経平均は4日ぶり大幅反落。3日の米国市場でNYダウは3日続伸し、36ドル高となった。ただ、日経平均は今週に入ってからの3日間で1000円近く上昇し、前週後半の下落分を全て埋めていたことから、本日は利益確定の売りが先行して89円安からスタート。前日と同様に値がさハイテク株を中心に売りが出たほか、中国人民銀行(中央銀行)による金融引き締め観測を背景に上海・香港株が軟調だったこともあり、日経平均は後場に28325.89円(前日比320.61円安)まで下落する場面があった。

大引けの日経平均は前日比304.55円安の28341.95円となった。東証1部の売買高は13億4443万株、売買代金は2兆8045億円だった。業種別では、サービス業、化学、機械が下落率上位だった。一方、証券、海運業、ゴム製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の45%、対して値上がり銘柄は51%となった。

個別では、エムスリーが4%近い下落となり、日本電産や村田製、東エレクといったハイテク株の軟調ぶりが目立った。その他売買代金上位では任天堂、トヨタ自、ファーストリテなどがさえない。決算発表銘柄では、収益回復の鈍さが嫌気された花王が8%下落し、ZHDは費用増による増益率鈍化を受けて6%超の下落。また、GMOペパボなどが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、ソニーが売買代金トップで9%超の上昇。決算や業績上方修正が市場予想を大幅に上回る内容だった。日立や野村も決算が好感されて大きく買われた。その他ではソフトバンクGや三菱UFJがしっかりで、東京電力HDは大幅続伸。また、システムソフトなどが東証1部上昇率上位に顔を出した。

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