これから株式投資を始めたいという人にとっては、投資の世界の言葉は難しく感じるもの。投資のニュースでよく聞く注目ワードや、人に聞くのはちょっと恥ずかしいビギナーならではの疑問を、投資に興味を抱く亜莉栖ちゃんが投資のベテラン・バフェットじいにアレコレ質問しながら、株の世界をわかりやすく解説していきます。
バフェットじい
投資のことならなんでもござれの好々爺。
亜莉栖ちゃん
株に興味しんしんの女子高生。せっかちな性格で先走り気味の天然娘。
●株の始値・終値・高値・安値って何?
株に興味はあるんだけど、株価ってどうやって見ればいいの?
それでは今回は、チャートについて勉強していこうか。
ミミズって……。まあでもそうじゃな。あれは線グラフで、一般的に縦軸が株価、横軸が日にちじゃな。
線グラフはわかるけど、1週間とかでみると、なんだかキャンドルのような棒がいくつもあるわよね。
白は陽線と呼ばれ、その期間の取引が上昇して終わったことを意味する。逆に黒は下降して終わったということじゃ。陽線では、ローソクの下側が始値、上側が終値。陰線はその逆じゃな。
なるほどね~。あれ?高値と安値は?
ヒゲ!?それってどういうこと?
上に伸びているのを「上ヒゲ」。下に伸びているのを「下ヒゲ」と呼ぶんじゃ。
●ローソク足を見ればその期間の値動きを視覚的にとらえられる
ローソク足の意味を理解することで、パッと見ただけで株価の状態を把握できるようになります。一定期間分のローソク足を見れば、株価の全体の流れを読み取ることができます。
上記の図は同じ株価の値動きをローソク足と線グラフで表したものです。白い四角の時は、始値より終値の方が高く、これを陽線と呼びます。また、始値より終値が低かった時は黒い四角となり、陰線と呼びます。陽線が何日も続くようであれば、始値より終値が常に上にくるため、右肩上がりのチャートということになります。
さらに、ローソクから上下に伸びている線を「ヒゲ」と呼びます。上に伸びていたら上ヒゲ、下に伸びていたら下ヒゲと呼び、上ヒゲの一番上が高値、下ヒゲの一番下が安値を表します。
このヒゲは、売買のタイミングを示唆してくれ、例えば長い下ヒゲを持つローソク足は始値よりも安い値段で売られたものの、買い戻されて値段が戻ってきたことを意味します。底値付近で出現した場合は反転し、上昇する可能性があります。そのため「買い」のサインとも考えられます。
このように、ヒゲによってローソク足の持つ情報の意味合いも変わってきますのでしっかりとチェックしましょう。
株を始めたい人に株の面白さを簡単解説
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