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子供服屋に佇む虚ろな眼の少年。ナチュラルハイなインドの街角写真

アジア各地の「カッコいい男たち」をテーマにした写真集『渋イケメンの国』が大好評の写真家・三井昌志さん。そんな三井さんがご自身の無料メルマガ『素顔のアジア(たびそら・写真編)』で、インドで切り取った印象的なシーンを届けてくださいました。やっぱりインド、自由さとシュールさはずば抜けています。

自由すぎるインド 

寝相が自由すぎるインドの野良犬。警戒心のカケラもありませんね。

スクラップの山の上に鎮座するインドの野良犬。意外と居心地が良いようにも見える。誰も昼寝を邪魔しないからだろう。

インドの怖すぎる子供マネキン。目は死んでるし、頭は割れてるし、片腕は無いし、完全にホラーです。これを子供服屋の店頭に堂々と置いてしまう感覚が、一番のホラーかもしれない。

よく新宿とかで「女の子の高給バイト。今すぐ登録!」みたいな広告トラックが走っていますが、そのインド版がこれ。もちろん際どいバイトではなく、試験の成績が良かった学生を称えているようです。予備校の宣伝なのでしょうか。真面目な国ですね。

インドの若者が着ていたTシャツに書いてあった言葉。「クリエイティビティーとはただ物事をつなぐこと」。すてきなセリフだなぁと思ったら、スティーブ・ジョブズの言葉だったんですね。

考えてみれば、写真家がやっていることも「ただ物事をつなぐこと」なんですよね。自然であれ人であれ、被写体は既にそこにある。それに「構図」という独自の切り口を付与することで、既にあるものに別の意味を「つなぐ」。それが写真家におけるクリエイティビティーなのかなと思います。

このTシャツの1行目は「Confident」のスペルミスだと思うんだけど、こうも堂々と間違えられると、「自信を持って間違えることの大切さを訴えるために、わざとミスしてるんじゃないか?」などとつい深読みしてしまいます。

インド中部のハイウェーを走っていると「びっちょり村」という標識が目に飛び込んできた。もちろん今は乾季なので、「びっちょり村」にも雨は何ヶ月も降っていないので、「カラカラ村」なわけですけど。

「インド最南端カンニャクマリまで2,296km」という標識。さすがはインド、スケールがでかいなぁ。何日走ればたどり着けるのだろう。

インドの酒屋はだいたいこんな作りになっています。鉄格子越しに買うウィスキー。背徳的な気分が味わえます。

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