1990年代にブームを起こした福岡発祥の「てつおじさんのチーズケーキ」をご存知の方も多いのではないでしょうか。素朴な味わいの灯はブーム後も消えることなく、現在は「Uncle Tetsu」として北米、オセアニア、アジアの海外各地で大人気となっています。
日本発祥のエアーチーズケーキ『Uncle Tetsu』が人気
今年7月にシドニーでオープンした『Uncle Tetsu』のチーズケーキが大人気のようです。
あまりの人気に、平日の朝でさえ、店の前には約70人以上の行列ができているんだとか。
Good Foodによると、出勤時間に遅れてまで行列に並ぶ人も多いそうとのこと。
その熱狂ぶりが伝わってきます!
チーズケーキを買い求め、行列に並ぶシドニーの人たち
image by: Uncle Tetsu Australia
もちろん、シドニーだけではなく、他の国でもその人気ぶりが伺えます。
マレーシアでも大人気!
image by: てつおじさんのチーズケーキ
家族で楽しみ!
image by: てつおじさんのチーズケーキ
「ついにゲットしたよ!」
こちらはカナダのお店。
こちらは台湾。
なぜこんなに人気なのでしょうか?
なぜ日本発祥のチーズケーキが人気なのか?
なぜ行列を作るほど、人気なのでしょうか。
ある人はこのチーズケーキをこう賞賛しています。
「このケーキはとても口当たりがライト。このケーキをカットするときに気泡が弾ける音が聞こえるのよ!クリームチーズのフレーバーはそのままで、甘さ控えめ。まさにこれこそ、繊細な日本のアートの典型的な例ですよ」。
何種類ものチーズを使っているので、口当たりはずっしり重く、そしてソースもたっぷりで甘さも格別。
対して、日本のチーズケーキは、スフレタイプ。
「軽いテクスチャー」、「甘さ控えめ」といった食感は、全く違う食べ物という感覚なのでしょう。
ふわふわした、スポンジのようなエアリーさがそもそも海外では珍しく、従来のチーズケーキの概念を180度変えたようです。
これが、「エアーチーズケーキ(Air cheesecake)」と呼ばれるゆえんですね。
これなら1ピースといわず、ホールで食べてしまえそう?
「日本のチーズケーキ、フワフワ!食べたい~!」
I wanna fluffy japanese cheesecake pic.twitter.com/iQsfbbNs4R
— BONZO (@TheAdilYayat) 2016年11月6日
人気のあまり、インドネシアでは、類似店が先日オープンしました。
その名も「ふわふわワールド」。
Come to #grandopening of #fuwafuwaworld, you can purchase #japanesecheesecake for only 10k rupiah #MizzPromo pic.twitter.com/DL2KaGEZCA
— Ms. Promo (@mizz_promo) 2016年11月4日
「ふわふわ」もついに外国で通じる言葉になったというわけですね!
進化する日本のスイーツと海外の認知度
日本人が生み出す独特で繊細なデザートやスイーツは、ウィキペディア「日本のデザートとスイーツリスト(List of Japanese desserts and sweets)」としてリスト化されているほど、いま注目されています。
海外展開されている、代表的な日本のスイーツの中でも、こちらの3つは人気です。
モンシェールの堂島ロール
大阪発の堂島ロールは、フワフワなロール生地と、くどくない生クリームの美味しさが海外の人もとりこにしています。
2010年の上海万博で海外にお披露目したのをきっかけにグローバル化が開始されたそうで、現在は韓国、中国、香港に13店舗があります。
ビアードパパのシュークリーム
愛知発祥のあま~い香りの漂う黄色い店舗の「ビアードパパ」。
出来たてシューに目の前でクリームを詰めてくれるというブランディングは世界共通。
2000年に香港進出以降、今や世界に約200店舗も展開しています。
Yung sobrang adik ko na sa cream puffs #beardpapa #creampuffs lels pic.twitter.com/cuyKaMyKDm
— Phoebe Castro (@thatshouldpb_) 2016年9月24日
「ビアードパパのチュークリームにハマってる!」
Beard Papa is an amazing cream puffery in Osaka. Tim just told me, “not to limit myself just to beard papa’s cream.” #grossadvice
— Mike McEuen (@srmatanza) 2016年10月30日
「大阪のビアードパパは素晴らしい!友達が言ってたんだけど、『ビアードパパのクリームは無制限に食べられる』って」
『LeTAO(ルタオ)』のドゥーブルフロマージュ
Natalie Tsuiさん(@eatingwithnathk)が投稿した写真 –
北海道・小樽のLeTAOの代表お菓子『ドゥーブルフロマージュ』。
2種類のチーズを使用しながらも、すっきりとした味と食感は日本人しかだせないないような、独特のチーズケーキに海外の人も感涙モノ。
まだ台湾と韓国にあわせて3店舗のみのため、スイーツに敏感な海外の人たちは、日本から取り寄せする人もいるようです。
Opening Soon in Manila: LeTAO Cheesecake from Hokkaido https://t.co/7TvidDMr3n
— Gerica Apalis (@Lavushca28) 2016年11月7日
「もうすぐマニラに北海道のスイーツがオープンするって!」
LeTAO’s double fromage is the best Japanese cheesecake for me so I was super excited when I heard it is now… https://t.co/UJZ0oNw95f
— Jin Perez (@jinlovestoeat) 2016年10月9日
「ドゥーブルフロマージュは最高の日本のチーズケーキよ!」
てつおじさんのチーズケーキを中心に、様々な日本発のスイーツが海外でこんなに人気とは驚きですね。
海外の日本スイーツブームの様子を見ると、日本って本当に美味しいものが揃っているグルメ大国なんだっていうことを感じますよね!
公式サイト:てつおじさんのチーズケーキ
Image by: Uncle Tetsu Canada
Source by: てつおじさんのチーズケーキ, てつおじさん日本 てつおじさんワールド Wikipedia Airfrov 堂島ロール ビアード・パパ ルタオ
文/桜井彩香