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ナショジオ賞写真家の撮ったインド飯が、超旨そうで腹が鳴りそう

先日、ナショジオ写真賞を受賞された写真家・三井昌志さんの無料メルマガ『素顔のアジア(たびそら・写真編)』。今回は、「インドの日常グルメ」のフォトレポートを届けてくださいました。辛いものから甘いものまで、インドの懐の深さが垣間見られるような写真の数々。思わず良い香りが漂ってくるような錯覚すら抱いてしまうほどですよ。

インドの食べ物

インドは何しろ広い国なので、地方によって食べているものがずいぶん違います。もちろん基本はカレーマサラ)なんだけど、南インドはお米が主食、北インドはロティー(パン)が主食だし、グジャラート州やラジャスタン州はベジタリアンの割合が非常に高くて、肉(ノンベジ)を手に入れることが難しかったりします。

そんなバラエティー豊かなインドの食べ物について特集してみました。

南インドの定食といえば、このミールス。ナスのカレーとマッシュルームのカレーが超美味かった。いくらでもお代わり自由なので、ついつい食べ過ぎてしまう。

南インドの朝食の定番といえばパリパリのドーサとコーヒー。ドーサは発酵させた米粉をクレープ状に焼いたもの。コーヒー文化が根付いている南インドでは、インスタントではない本格コーヒーが楽しめます。

エビのフライドライスを食べる。インドでチャーハンを頼むと、必ず「これ全部食えるの?」っていうぐらい大量のご飯が盛られて出てくるが、インディカ米は日本のお米より腹にたまらないから、案外サクサク食べられちゃう。

インド南部タミルナドゥ州のチャイ作りは、ミルクを高々と持ち上げて紅茶と混ぜるのが特徴。店主曰く「泡がたくさん立つほどチャイは美味くなる」のだそうだ。

本日の朝食はワダ。豆粉の生地を揚げたドーナツに、ココナッツ入りのソースを付けていただきます。運良く揚げたてサクサクのワダに出会えたら、一日ハッピーな気分でいられる。イドリーもドーサも「揚げたてのワダ」にはかないません。

カルナータカ州からマハラシュトラ州にやってきた。これで南インドとしばしのお別れだ。さようならミールス、こんにちはターリー。今日の昼に食べたミールスは揚げたてのプーリーライスが付いてくる、南北折衷ランチプレートだった。

北インド料理の定番パニール・バター・マサラナン。トウガラシの産地ってこともあるのか、細切れのトウガラシがこれでもかとぶち込んであって、とにかく辛くて、汗と鼻水を流しながら食べました。辛いけど美味かった。唇が痛い。

南インドではトウガラシが収穫の時期を迎えていた。収穫したトウガラシを天日干しする女性。トウガラシが大地を真っ赤に染めている。そりゃインド料理が辛いわけだ。

今日の夕食は「チキン65」。インドのノンベジ(肉食)食堂での定番メニューだが、なぜスパイシーな唐揚げを65(シックスティーファイブ)と呼ぶのかは知らない。それにしてもインド人って揚げ物が大好きですね。

本日の夕食は「シャワルマ」。トルコ発祥のドネルケバブのインド版だ。あぶり焼きした鶏肉と野菜をピタパンで巻く。ムスリムの多い街でしか見かけないが、とても美味しい。新鮮な生野菜と香ばしいチキン。マヨネーズベースのあっさりした味付けだ。

夕食を食べようとオシャレ系カフェに行ってピザを頼んだら、突然の停電。「いつ停電が終わるかわからないので、ピザは作れません」と言われて、仕方なく店にあるチョコムースとアーモンドクッキーを買う。まったく、なんて夕食だ。まぁ美味かったけど。

 
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【著者】 三井昌志 【発行周期】 ほぼ 週刊

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