これから旅立つ旅人たちや誰かを迎えにいく待ち人など、ワクワクする非日常的な空間を感じさせる「空港」。そんな雰囲気が好きという方も多いのではないでしょうか。待ち時間にはご飯を食べたり、お土産を買ったりと何かと忙しいですが、羽田空港の国際線にはちょっと寄っていきたい縁起の良いスポットがあるそうですよ。
羽田空港国際線ターミナル橋の絵馬
この日は富士山が少しだけ見えた
2010年にオープンした羽田国際線ターミナルはコンパクトながら「江戸小路」のような買い物や飲食できるエリアも併設され、航空機に搭乗しなくても遊びに行きたくなる…私にとってそんな場所です。
和風のグッズや飲食店が並ぶ江戸小路
日本橋を上がってみる
このターミナルで圧巻なのは、搭乗カウンターがズラリと並ぶフロアの上部に架かっている「はねだ日本橋」。ターミナルの4階から5階にかけて架けられているこの橋は、いにしえの江戸っ子が旅をする時に起点とした日本橋を幅、長さともに半分のサイズで再現されたもの。
橋の脇には江戸図屏風が展示されている
総檜で造られた全長25mもの長さの橋。橋が天井近くに橋が架かっている様に意表をつかれますが、歴史ある古き橋と最先端の技術で成り立っている空港の組み合わせはまことに大胆。けど、この奇抜な空間デザインこそ「トーキョー」らしい。
この橋を渡り終わえるとたどり着くのが「お祭り広場」。
絵馬が掲げられている一画
さて、この一画にはあるものがギッシリと壁を占めていました。それは絵馬!「HANEDA AIRLINES」の航空券になっています。
搭乗券型の絵馬
ボーディングパス型なのがいかにも空港ぽい。座席はFクラスの1A。ということは、ファーストクラスで最前列の窓側!搭乗ゲートも111。1には「始まり」とか「ここからスタート」という意味がこめられている?なにやら縁起が良さそうではありませんか。
絵馬は日本語以外の文字も目立ちます。
こんな絵馬も
それにしても「日本らしさ満点の橋を渡って、これまた日本でしか経験できない絵馬を書く」ってアクションが外国人ウケしそうです。
外国人観光客にも人気のプリクラ
絵馬が掲げられている「お祭り広場」から展望デッキに向かう途中には、羽田空港国際線に就航する航空会社のモデルプレーンが展示されています。このエリアには、フライトシュミレーターコーナーもあり、有料ですが操縦体験もOK。
お祭り広場から展望デッキに行く通路のはモデルプレーンも
お値段は1枚500円。お時間がたっぷりある時はここで願掛けするのもよいかも。
東京都大田区羽田空港2-6-5
羽田空港国際線ターミナル
ジモトのココロ