2017年に国内で初めて「ネット炎上対応費用保険(以下、炎上保険)」を発売した損害保険ジャパン日本興亜株式会社(以下、損保ジャパン)が、自ら自社の「炎上保険」を活用したくなるような局面を迎えていると、ネット上で話題になっている。保険加入者が事故を起こした際の対応の悪さや保険金不払い、事故対応担当者の耳を疑うような発言などがネット上で拡散され、まさに「炎上」しているのだ。
[悲報]損保ジャパンさん ネット炎上保険を販売するも自ら燃える。 pic.twitter.com/dbQmyZOuW6
— ポムポムひじき (@kojima_pso2) December 13, 2019
ネット上で話題になっているのは一部の事例で、もちろん全ての事故や担当者に当てはまるわけではない。しかし、Twitter上には損保ジャパン側の対応を疑問視するような投稿が多数挙がっており、連日「炎上」状態となっている。どのような声が挙がっているのか、実際にTwitter上に投稿された「怒りの声」を取り上げてみた。
Twitterの「怒りの声」
出た損保ジャパン。
旦那が歩いててオバサンにサイドミラーぶつけられて暫く腕痛がってて通院してたら、通い終えた後に「通院代は払わない」だしカバンの中身の破損物も「事故との因果関係がない」とか言われて全て自腹になったわ。挙句、旦那が車に寄って来たとか当たり屋呼ばわり笑 https://t.co/HDGI5xXHwh— にゃぴオ✟freckles (@0104Ancafe) December 13, 2019
損保ジャパンの口コミボロクソで草
TLに過失100-0なのに、損保ジャパンが保険金払う気ないみたいなツイート流れてきて調べたらこれだよ pic.twitter.com/EjGGF9TCV2— MASANOF (@MASANOF_USSR) December 13, 2019
損保ジャパンは、当方もえらい目にあいました。うちの父親が全治半年以上の重傷を負わされ、今も後遺症に苦しんでます。加害者の保険損保ジャパンは、加害者に対し、謝罪をしないでください、なぜなら損保ジャパンは一円でも支払いをしたくないからです。と人として耳を疑うよなアドバイスをしました。
— MOTOどーり (@MOTO65057358) December 13, 2019
私の事故相手も損保ジャパンで今結局、弁護士さんに付いて対応して貰ってる…。
やっぱり山程痛み残ってても、治療打ち切り言われた。
損保ジャパンって鬼畜です。 https://t.co/zW2heBj8dU— 天野音色 最近リハビリ頑張ってる♪ (@catanri) December 13, 2019
やっぱり損保ジャパン日本興亜にはみんな不満あるんだな(笑)
自分は自分は自動車修理業者だけど、何回か支払いで揉めたな…自分も保険を扱う身だから細かいことと、他社を悪く言うことは出来ないけど、いっぱいネタはある。#損保ジャパン日本興亜
— haruki (@haruking1231) December 13, 2019
自分たちは仕事場に車が突っ込み、仕事で使用していた重油管を破損し地下水を汚染したものの支払いを渋ったため5年間弁護士を通して争いました。最終的に提示していた10分の1程度の示談金に応じました。今でも損保ジャパンの名前を聞くだけで苛立ちます。数年たっても全く変わってないのですね…。
— さわさっきー (@SawaSakey) December 13, 2019
損保ジャパンは、当方もえらい目にあいました。うちの父親が全治半年以上の重傷を負わされ、今も後遺症に苦しんでます。加害者の保険損保ジャパンは、加害者に対し、謝罪をしないでください、なぜなら損保ジャパンは一円でも支払いをしたくないからです。と人として耳を疑うよなアドバイスをしました。
— MOTOどーり (@MOTO65057358) December 13, 2019
炎上を未然に防ぐことは「困難」?
2017年に出された同社の「炎上保険」のプレスリリースには、この保険が生まれた背景として、「炎上の原因はさまざまであり、SNSが普及している昨今では、未然に防ぐことは困難」と書かれてあるのだが、上記のような炎上は企業が適切に対応していれば起こり得なかったことだろう。
同プレスリリースには「ネガティブな投稿を察知しても適切な緊急対応が取れずに被害が拡大し続け、株価に影響を与える事例も発生するなど、企業にとって炎上対策が新たな課題となっている」という一文もあった。 契約者は炎上に対する備えや炎上対策よりも誠意ある対応を求めていると思うのだが、同社はネット上に挙がっているこうした声に対して、今後どのような対策を講じるのだろうか。
source: 損害保険ジャパン日本興亜株式会社プレスリリース
※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。
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