内閣府の調査によれば、ひきこもりの7割以上が男性で、40代が38%、50代は36%、60代は26%(2018年時点)。きっかけは「退職」(36.2%)「病気」(21.3%)、「人間関係がうまくいかなかった」(21.3%)「職場になじめなかった」(19.1%)、「就活の失敗」(6.4%)となっていました(複数回答)。
こういった結果からわかるとおり、社会にはひきこもりになるトリガーがあふれているのです。
特に深刻なのは、4割の人が「悩みを誰にも相談していない」というリアルです。
ひきこもりの就労支援をしている知人によると、中高年のひきこもりには「自分は無価値、このまま死んでしまっても誰も何も困らない」というあきらめがあるといいます。
家族の問題を「外」に出すのが難しい状況を鑑みれば、そんなあきらめを生まない「働き方・働かせ方」を進めることが肝心です。
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※本記事は有料メルマガ『デキる男は尻がイイ-河合薫の『社会の窓』』2019年12月18日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月無料のお試し購読をどうぞ。
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