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使用済みマスク拾う中国人の動画拡散。新型肺炎で五輪は大丈夫?

東京オリンピックでの新型肺炎への対策について、IOC(国際オリンピック委員会)がWHO(世界保健機関)と協議していることがわかったと時事通信などが報じた。Twitter上では「オリンピック中止」というワードがトレンド入りするなど注目が集まっているが、実際には両組織が新型コロナウイルス への対策をめぐって協議をおこなっただけで、五輪の「中止」が発表されたという事実はない。

東京五輪は開催か? 中止か?

現在わかっているのは、IOCがドイツのDPA通信の問い合わせに対して、東京オリンピックの計画の重要な要素となるとして、「安全に大会を開催するための感染症対策」をあげたという報道のみ。今回の「オリンピック中止」のトレンドワード入りは、中止を憶測する記事が日本の情報サイトに公開されたためで、正式な見解などは公表されていないので注意が必要だ。日本国内にも感染者が出始め、政府などの対策が不十分だとされているが、果たして安全なオリンピック開催は実現できるのだろうか。ネット上では不安視する声も多く見られる。

日本国内でマスクやハンドジェルの品切れ相次ぐ

中国国内ではマスクの販売価格が高騰し、売り切れも続出。その流れが今、日本にもやってきている。都内の薬局からはマスクが消え、メルカリなどのフリマアプリでも高値でマスクが出品されている。また、手の除菌に有効とされる「手ピカジェル」などのハンドジェルも、大手ドラッグストアなどを中心に品切れの店舗が増えているという。小さなお子さんを持つ家庭などが購入しているため、店頭から消えているという。爆買いの聖地ともよばれる東京・銀座では袋いっぱいのマスクを購入する中国人観光客の姿も見られた。

こうした中、香港在住の記者が撮影したという、ある映像がネットで拡散し、「恐ろしい」と話題となっている。

使用済みマスクを「再販売」目的で拾う動画が拡散

これは、香港のある街に捨てられた「使用済みのマスク」を中国人女性が再販売目的で収集しようとする様子を撮影したものだという。感染を広める危険な行為であるという認識がないのか、記者に逆ギレする様子も見られる。

また、場所は不明だが、上記のような使用済みマスク収集の動画も出回っている。中国国内では、再利用を避けるため使用したマスクをハサミで切ることを呼びかけるSNS投稿や、逆に外側を触ると危ないから切るなという投稿もあり、論争となっているようだ。

一般的には「ありえない」と考えられるような行動だが、日本でも絶対に起こりえないとは言い切れない。これ以上、新型肺炎の流行が拡大しないよう、一人ひとりがしっかり対策する必要がある。

新型肺炎についてTwitterの声








※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source:時事通信

image by: MAG2 NEWS編集部

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