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「賭け麻雀」過去に蛭子さんや東尾修氏も。黒川検事長の立件は?

週刊文春の報道を受け20日、東京高検の黒川弘務検事長は賭け麻雀をしていた事実を認め、辞任する意向を固めたと朝日新聞が伝えている。しかし、金銭を掛けて麻雀していた行為は賭博にあたるはず。実はあの芸能人や有名スポーツ選手も過去に賭け麻雀で賭博罪に問われたケースもある。今回の黒川氏はどうなるのか? 逮捕はあるのだろうか? 

蛭子能収さんは麻雀賭博で現行犯逮捕

賭け麻雀で逮捕された芸能人といえば、人気漫画家の蛭子能収さん。蛭子さんは無類のギャンブル好きとして知られ、競艇、パチンコ、カジノに大金をつぎ込むことで知られている。さすらいのギャンブラーはもちろん麻雀も大好きだが、お金を賭けてやってしまったのがまずかった。

今から22年前の1998年11月、新宿歌舞伎町の麻雀店でその悪夢は起きた。この日の蛭子さんは絶好調で、勝ちまくっていたという。蛭子さんの喜ぶ顔が目に浮かぶが、そこへ数人の男たちが登場。蛭子さん曰く「ガラの悪い人たち」だったそうだが、もちろんこれは警察。麻雀賭博の現行犯で逮捕されてしまった。

食事抜きで10時間にも及んだという取り調べ。捜査員に「趣味は?」と聞かれ、「麻雀です」と答えた蛭子さんらしいエピソードは有名だ。その後、蛭子さんは4か月間タレント活動を自粛。逮捕後の記者会見では、「もう二度とギャンブルはしません。賭けてもいいです」との名言を放った。

西武の大投手・東尾修氏も

今ではすっかり優しいおじいちゃんとなった、元西武ライオンズ監督で野球解説者の東尾修さんも賭け麻雀で世間を騒がせた一人。東尾さんからしたら、「もう昔のことだから勘弁してよ」というところだと思うが、賭け麻雀騒動が起きたのは1987年。

東尾さんはこの年、本業の野球で絶好調。15勝9敗、防御率2.59の好成績を収め、自身2度目となるパ・リーグのMVPに輝き、チームを優勝に導いた。

そんな最高の仕事をした年のシーズンオフ、東尾さんが無免許営業の雀荘で麻雀賭博をしていたことが発覚。書類送検され、半年間の出場停止処分を受けた。ハワイへのV旅行前日の出来事だったという。翌1988年のシーズンを2軍で迎えた東尾さんは、15勝を挙げた前年とは打って変わって6勝に終わり、この年限りで現役選手としてのユニフォームを脱いだ。

黒川検事長の立件はあるのか

東京高検の黒川弘務検事長が賭け麻雀をしていたことから、思わぬ形で苦い記憶を思い出されてしまった2人。しかし、蛭子さんも東尾さんもきちんと罰を受けているのに、黒川氏だけ何もお咎めなしというわけにはいかない。

果たして、黒川氏の辞任だけで終わるのか。賭博罪として立件されるのか。身内に甘いということになれば、さらなる批判は免れないとみられ、今後どのような判断が下されるのか注目される。

※本記事内のツイートにつきましては、Twitterのツイート埋め込み機能を利用して掲載させていただいております。

source: 朝日新聞

image by: shutterstock

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