MAG2 NEWS MENU

丑年を明るい1年に。ナショジオ賞写真家が撮った「牛のいる風景」15枚

2021年は丑年(うしどし)。年賀状にも牛の写真やイラストを使った方も多いかもしれませんが、今回の無料メルマガ『素顔のアジア(たびそら・写真編)』では、著者でナショナルジオグラフィック写真賞受賞者の写真家・三井昌志さんが、干支の「丑」にちなんで、牛とともに暮らす世界各地の人々を撮影した写真を届けてくださいました。この明るい写真のように、世界が明るい年になりますように。

丑年にちなんで牛の写真を

あけましておめでとうございます。
2021年は丑年。なので世界各地で撮影した牛の写真をお届けします。
2020年は世界中の人々にとって厳しい一年になりましたが、今年こそは明るい笑顔が戻りますように。そんな願いを込めて、明るい写真ばかりを選びました。

 

カンボジアで出会った少女のように、笑顔で過ごせる一年になることを祈って。

インド北部ウッタルプラデシュ州で水牛と共に川を走る少年。こんな風に躍動できる一年でありますように。

 

南国の島国・東ティモールの田んぼでは、水牛を走らせて田植えに適した柔らかい土壌を作っていた。勇壮で美しい光景だった。

 

インド西部グジャラート州の畑を耕していたのは、とても立派な角を持つ「イケメン牛」だった。牛たちはその力強い歩みで、硬く乾燥した地面を掘り起こし、次の種まきの準備を行う。牛はインドの農家にとってなくてはならない労働力だ。

 

カンボジアの農村で牛を連れて歩く少女。夕方のやわらかい光に包まれた風景は、やさしくて、どこか懐かしいものでした。

 

ミャンマーで出会ったのは、刈り取った稲を牛に踏ませて脱穀している女性。雲間からこぼれてくる夕陽が神々しい光景でした。

 

インド人にとって牛は神聖な生き物だけど、この子にとっては友達のようです。牛もなんだか気持ちよさそう。

 

ミャンマーの農村で出会った水牛と少年。なんか楽しそう。こんな笑顔で過ごせる一年になればいいですね。

 

インド南部カルナータカ州の田んぼで代掻きを行う二頭の牛。トラクターも普及しつつありますが、こうした昔ながらの農業もあちこちで目にします。

 

インド南部アンドラプラデシュ州の川で水牛を洗う男。水牛は暑さに弱く、朝と夕方に水に浸かって体を冷やさないといけない。巨体に似合わず、繊細な動物なのです。

 

インド南東部オリッサ州で牛を使ってお米の脱穀をしている男。収穫した穀物の上を牛が歩き回って行う脱穀作業は、インドで古くから受け継がれてきたものだ。

 

インド南部カルナータカ州で牛を草原に連れて行く女性。インドは牛と水牛を合わせて3億頭も飼育している世界有数の酪農大国だ。

 

インド北部ラダック地方の山岳地帯を歩くヤクの群れ。野菜も穀物も育たない標高4200mの高地に放牧されたヤクは、牧民たちに貴重なミルクやチーズを与えてくれる。

 

インド南東部オリッサ州で、夕暮れ時に放牧していた牛を追う男。何十頭もの牛が立てる砂埃が、印象的な光を作り出していた。

image by: Masashi Mitsui

三井昌志この著者の記事一覧

旅写真家・三井昌志が送るビジュアル・メルマガ。等身大のアジアの表情を、美しい写真と旅情溢れる文章で綴る無料メルマガ。

無料メルマガ好評配信中

この記事が気に入ったら登録!しよう 『 素顔のアジア(たびそら・写真編) 』

【著者】 三井昌志 【発行周期】 ほぼ 週刊

シェアランキング

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MAG2 NEWSの最新情報をお届け