1月4日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり35銘柄、値下がり184銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は続落。99.30円安の27344.87円(出来高概算5億4066万株)で前場の取引を終えている。東京市場が昨年末12月30日に大納会を終えた後の2日間で、米国株式市場でダウ平均が270ドルを超す上昇、ナスダックは38ポイント強上昇し、昨年末31日のダウ平均は30606.48ドル、ナスダックは12888.28ポイントで取引を終了した。31日は、週次失業保険申請件数が2週連続で減少し予想を下回ったことや、国民への給付金増額案への期待感が再燃し、ダウ平均は史上最高値を更新し引けた。
昨年末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は寄付き段階では買いが先行した。一方、年末年始も感染拡大に歯止めがかからず、菅首相が1都3県への緊急事態宣言の発出を検討すると報じられるなど、経済への悪影響がさらに警戒されたことに加え、外為市場で1ドル103円00銭近辺と昨年12月30日の15時頃に比べ30銭ほど円高・ドル安に振れたこともあり、寄付きの買い一巡後は日経平均はマイナスに転じ、下げ幅は一時400円を超えた。ただ、日経平均が27000円に近付いた場面では押し目買いも見られ、前場中頃からは日経平均は下げ渋る展開となった。
値下がり寄与トップは東エレク、同2位はリクルートHDとなり、2銘柄で日経平均を約23円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは小田急で5.40%安、同2位はキヤノンで4.40%安だった。年末年始の新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言に関する一部報道などを受けて小田急の他、JR東、京王電鉄など全般軟調。
一方、値上がり寄与トップはエムスリー、同2位は第一三共となり、2銘柄で日経平均を約49円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップもエムスリーで4.74%高、同2位は大日住薬で2.50%高だった。
*11:30現在
日経平均株価 27344.87(-99.30)
値上がり銘柄数 35(寄与度+87.02)
値下がり銘柄数 184(寄与度-186.32)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
エムスリー 10205 462 +39.93
第一三共 3623 88 +9.51
KDDI 3104 38 +8.21
ソニー 10450 165 +5.94
ソフトバンクG 8075 17 +3.67
ファーストリテ 92550 80 +2.88
スズキ 4858 76 +2.74
ヤマトHD 2687 56 +2.02
資生堂 7186 50 +1.80
アステラス薬 1603 9 +1.62
大日住薬 1561 38 +1.37
サイバー 7280 170 +1.22
日立建 2958 28 +1.01
NTT 2704 58.5 +0.84
ニチレイ 2945 46 +0.83
コムシスHD 3225 20 +0.72
中外薬 5509 6 +0.65
太陽誘電 4845 10 +0.36
シャープ 1574 10 +0.36
積水ハウス 2109 9 +0.32
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 38020 -380 -13.68
リクルートHD 4239 -82 -8.86
オリンパス 2197 -59.5 -8.57
テルモ 4274 -38 -5.47
日産化学 6310 -150 -5.40
信越化 17900 -140 -5.04
セコム 9383 -134 -4.83
バンナムHD 8795 -131 -4.72
キヤノン 1891 -87 -4.70
京セラ 6268 -58 -4.18
オムロン 9090 -110 -3.96
ファナック 25255 -105 -3.78
住友不 3088 -93 -3.35
ダイキン 22830 -90 -3.24
エプソン 1486 -45 -3.24
小田急 3065 -175 -3.15
電通G 2985 -80 -2.88
大塚HD 4344 -74 -2.66
三井不 2085.5 -73 -2.63
コナミHD 5730 -70 -2.52