(14時50分現在)
S&P500先物 3,814.12(+18.62)
ナスダック100先物 12,972.62(+44.62)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物、ナスダック100先物は堅調、NYダウ先物は150ドル超高。NY原油先物(WTI)は上昇基調を維持し、今晩の米株式市場は買い先行となりそうだ。
7日の取引で主要3指数は過去最高値を更新。ナスダックはハイテク株買いで大幅反発し、3日続伸のダウは200ドル超高で31000ドル台に水準を切り上げた。ジョージア州の上院議員選(2議席)の結果、上下両院で民主党多数の「ブルーウェーブ」が確定し、バイデン政権の大規模な財政出動による政策運営を期待した買いが優勢となった。この日発表された新規失業保険申請件数の改善やISM非製造業景況指数の予想外に堅調な内容も好感され、買いを支援した。
本日も買い継続の見通し。バイデン政策への期待感を背景に、大型投資を見込んでインフラ関連を中心に買いを集めそうだ。焦点となる雇用統計は非農業部門雇用者数が前月比+6.2万人(前月+24.5万人)、失業率は6.8%(同6.7%)といずれも悪化が予想される。ただ、新型コロナウイルスのワクチン接種が今後普及するとみられ、回復への観測が高まれば反応は限定的となろう。逆に、予想を上回れば好感した買いが見込まれる。ただ、週末に向けた売りが上値を抑えそうだ。