米労働省が発表した12月非農業部門雇用者数は前月比‐14万人と、予想外に4月来のマイナスに落ち込んだ。ただ、10月、11月2カ月分は13.5万人上方修正された。
失業率は6.7%と、上昇予想に反し11月と同水準を維持。平均時給は前月比+0.8%、前年比+5.1%と、それぞれ予想を上回り4月、5月以降で最大の伸びとなった。労働参加率は61.5%と変わらず。不完全雇用率(U6)は11.7%と、12%から低下した。
カリフォルニア州など主要都市が新型ウイルス感染拡大で再びロックダウン入りしたことが大きく響いた。
予想外のマイナスに落ち込んだ結果に失望しドル売りが優勢となった。
ドル・円は104円00銭から103円71銭まで下落。ユーロ・ドルは1.2235ドルから1.2269ドルまで急伸した。
【経済指標】
・米・12月非農業部門雇用者数:‐14万人(予想:+5万人、11月:+33.6万人←+24.5万人)
・米・12月失業率:6.7%(予想:6.8%、11月:6.7%)
・米・12月平均時給:前年比+5.1%(予想:4.5%、11月:4.4%)