クラリダ米連邦準備理事会(FRB)副議長はオンライン討論会において、雇用統計に失望感を表明も、弱い結果に驚かないとした。ウイルスの拡大で今後数カ月困難になるだろうと警告。量的緩和(QE)を巡り、「期間は回復ペース次第」との見方で、テーパリングを検討するにはかなりの時間がかかるとしている。さらに、現行の国債購入ペースを修正する必要はないとの見方で、2021年通し継続するとの考えを示した。
米債券利回りが上昇に転じたことに連れ、ドル買いが再燃。ドル・円は雇用統計の結果を受け103円60銭まで下落後、104円06銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.2285ドルの高値から1.2222ドルまで反落した。