14日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり147銘柄、値下がり74銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は5日続伸。13日の米国市場でNYダウは小幅に反落し、8ドル安となった。長期金利の低下に伴い景気敏感株を中心に利益確定売りが出た。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで13円安からスタートしたが、根強い先高期待を背景に買いが入り、後場中ごろを過ぎると一時28979.53円(前日比522.94円高)まで上昇。しかし、その後薄商いだった先物に売りが出るなどして急失速した。今晩の米国で討議に参加する予定のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の発言を見極めたいといった思惑などがあったようだ。
大引けの日経平均は前日比241.67円高の28698.26円となった。バブル崩壊後の戻り高値を連日で更新し、終値としてはおよそ30年5カ月ぶりの高値水準となる。東証1部の売買高は14億1374万株、売買代金は3兆2420億円だった。業種別では、ゴム製品、陸運業、情報・通信業が上昇率上位だった。一方、海運業、鉄鋼、鉱業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の46%、対して値下がり銘柄は50%となった。
値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約55円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、ファナック、セコム、安川電機、エムスリー、リクルートHDなどがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは東京エレクトロンとなり1銘柄で日経平均を約25円押し下げた。同2位は信越化となり、オリンパス、日東電工、中外製薬、デンソー、KDDIなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 28698.26(+241.67)
値上がり銘柄数 147(寄与度+322.74)
値下がり銘柄数 74(寄与度-81.07)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 93660 1530 +55.10
ソフトバンクG 8569 244 +52.72
ファナック 27675 600 +21.61
セコム 9948 406 +14.62
安川電 5960 300 +10.80
エムスリー 10285 120 +10.37
リクルートHD 4568 95 +10.26
TDK 17350 240 +8.64
ネクソン 3400 110 +7.92
ヤマハ 6340 220 +7.92
ブリヂストン 3900 190 +6.84
オムロン 9910 150 +5.40
京セラ 6725 75 +5.40
花王 7873 140 +5.04
太陽誘電 5580 130 +4.68
富士フイルム 6132 118 +4.25
電通G 3090 116 +4.18
キッコーマン 7480 100 +3.60
エプソン 1611 50 +3.60
ダイキン 23795 95 +3.42
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 42250 -700 -25.21
信越化 19080 -305 -10.98
オリンパス 2031.5 -36 -5.19
日東電 9500 -120 -4.32
中外薬 5802 -35 -3.78
デンソー 5932 -85 -3.06
KDDI 3238 -14 -3.02
日産化学 5960 -60 -2.16
TOTO 5940 -120 -2.16
武田 3690 -56 -2.02
バンナムHD 9335 -49 -1.76
塩野義 5841 -44 -1.58
ヤマハ発 2129 -40 -1.44
GSユアサ 3120 -165 -1.19
ミネベアミツミ 2200 -22 -0.79
東京海上 5643 -43 -0.77
アドバンテ 8700 -10 -0.72
三井化学 2998 -92 -0.66
デンカ 4300 -65 -0.47
スクリン 8320 -60 -0.43