25日のニューヨーク外為市場でドル・円は103円70銭まで下落後、103円94銭へ上昇し引けた。
米12月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に上昇したほか、欧州通貨売りに対するドル買いが優勢となった。その後、1月ダラス連銀製造業活動指数が予想外に悪化したことや、ワクチン普及の遅れや入国制限強化により景気先行き見通しが悪化し、債券利回り低下に伴うドル売りが優勢となり上値が抑制された。
ユーロ・ドルは1.2150ドルから1.2116ドルまで下落して引けた。
ドイツの1月IFO企業景況感が予想以上に低下し7月来の低水準となったことに失望したユーロ売りが継続。
ユーロ・円は126円12銭から125円81銭まで下落。
新型コロナウイルス対策で欧米で規制が強化され、世界経済の見通し悪化に伴いリスク回避の円買いが優勢となった。
ポンド・ドルは1.3695ドルから1.3649ドルまで下落した。
英国は隔離強化を検討しているとの報道などで、景気見通し悪化に伴うポンド売りが優勢となった。
ドル・スイスは0.8862フランから0.8893フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・12月シカゴ連銀全米活動指数:0.52(予想0.1、11月:0.31←20.27)
・米・1月ダラス連銀製造業活動指数:7.0 (予想12.0、12月:9.7)