29日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり31銘柄、値下がり191銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は大幅続落。28日の米国市場でNYダウは反発し、300ドル高となった。一部銘柄での投機過熱を受け、ネット証券が取引制限を実施したことなどから、金融市場混乱への警戒感が後退。本日の日経平均もこうした流れを引き継いで123円高からスタートしたが、前述の取引制限が緩和されたことで米国株の乱高下に対する懸念がなおくすぶり、寄り付きを高値に伸び悩んだ。後場に入るとNYダウ先物の下落とともに大きく値を崩し、大引け直前には27629.80円（前日比567.62円安）まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比534.03円安の27663.39円となった。終値で28000円を割り込んだのは7日以来、およそ3週間ぶり。東証1部の売買高は15億7635万株、売買代金は3兆2329億円だった。業種別では、電気・ガス業、機械、非鉄金属が下落率上位で、その他も全般軟調。一方、不動産業、証券、海運業の3業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の84％、対して値上がり銘柄は14％となった。
値下がり寄与トップは東京エレクトロンとなり1銘柄で日経平均を約74円押し下げた。同2位はソフトバンクGとなり、エムスリー、KDDI、ファーストリテ、信越化、ダイキン工業などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは大日本住友製薬となり1銘柄で日経平均を約4円押し上げた。同2位はトレンドマイクロとなり、三井不動産、太陽誘電、セコム、日清製粉グループ本社、協和キリンなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 27663.39(-534.03)
値上がり銘柄数 31(寄与度+28.26)
値下がり銘柄数 191(寄与度-562.29)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
大日住薬 1697 124 +4.47
トレンド 5740 100 +3.60
三井不 2118.5 68.5 +2.47
太陽誘電 6140 60 +2.16
セコム 9477 46 +1.66
日清粉G 1762 43 +1.55
住友不 3159 40 +1.44
協和キリン 3100 40 +1.44
ヤマハ発 2300 32 +1.15
日産化学 5960 30 +1.08
アサヒ 4212 27 +0.97
富士通 16020 240 +0.86
味の素 2473 21.5 +0.77
富士電機 4165 85 +0.61
東急不HD 591 17 +0.61
ソニー 10050 15 +0.54
日本ハム 4480 30 +0.54
京成 3545 20 +0.36
東ソー 1798 16 +0.29
野村HD 551.7 7.1 +0.26
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 39810 -2060 -74.18
ソフトバンクG 8108 -177 -38.24
エムスリー 8811 -314 -27.14
KDDI 3079 -121 -26.14
ファーストリテ 89820 -640 -23.05
信越化 18175 -595 -21.43
ダイキン 22105 -570 -20.53
TDK 16880 -430 -15.48
京セラ 6699 -194 -13.97
オムロン 9240 -370 -13.32
日東電 9470 -340 -12.24
アドバンテ 8290 -160 -11.52
中外薬 5472 -105 -11.34
テルモ 4065 -76 -10.95
第一三共 3365 -101 -10.91
オリンパス 1889.5 -68.5 -9.87
キヤノン 2294.5 -182 -9.83
スズキ 4708 -262 -9.43
ネクソン 3185 -125 -9.00
安川電 5360 -190 -6.84