2月1日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり177銘柄、値下がり48銘柄、変わらず0銘柄となった。
日経平均は3日ぶり反発。241.87円高の27905.26円(出来高概算5億8455万株)で前場の取引を終えている。前週末1月29日の米国株式相場は大幅反落。ダウ平均は620.74ドル安の29982.62ドル、ナスダックは266.46ポイント安の13070.70ポイントで取引を終了した。中国株式相場の下落や一部投機過熱を受けた金融システム安定リスクの上昇が警戒され、寄り付き後大きく下落し、神経質な展開が続き、引けにかけては下げ幅を拡大した。米国株安を受けた今日の東京株式市場は、寄付きこそやや売りが先行し、日経平均は小幅安で始まったが、その後はプラス圏で堅調に推移した。米国での投機的な取引による混乱は、米証券取引委員会(SEC)が動き始めていることなどから近いうちに収束するとの見方もあり、また、日経平均が先週末までの2日間で1000円近く下落したことなどを受け、押し目買い優勢の展開となった。
値上がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はエムスリーとなり、2銘柄で日経平均を約99円押し上げた。エムスリーは第3四半期決算を受けた値動き。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはTOTOで10.71%高、同2位はNECで9.65%高だった。TOTOは通期予想の上方修正が材料視されている。また、NECは先週末に第3四半期の決算を発表。10-12月期営業利益は624億円で前年同期比倍増と急拡大、市場予想も200億円程度上回ったことで、上半期までの業績未達懸念は大きく後退する状況に。
一方、値下がり寄与トップはTDK、同2位は中外薬となり、2銘柄で日経平均を約49円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップもTDKで6.81%安、同2位は味の素で6.17%安だった。TDKは、先週末に第3四半期決算を発表。10-12月期営業利益は451億円と前年同期比11.6%増益で着地したものの、出尽くし感が優勢の展開。
*11:30現在
日経平均株価 27905.26(+241.87)
値上がり銘柄数 177(寄与度+337.53)
値下がり銘柄数 48(寄与度-95.66)
変わらず銘柄数 0
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 8377 269 +58.12
エムスリー 9281 470 +40.62
東エレク 40490 680 +24.49
アドバンテ 8470 180 +12.96
TOTO 6410 620 +11.16
ファナック 27630 265 +9.54
リクルートHD 4612 70 +7.56
オムロン 9440 200 +7.20
ヤマトHD 2799 198 +7.13
ヤマハ 6050 160 +5.76
スズキ 4863 155 +5.58
エーザイ 7790 147 +5.29
オリンパス 1923 33.5 +4.83
安川電 5480 120 +4.32
ダイキン 22225 120 +4.32
コナミHD 6510 110 +3.96
デンソー 5910 103 +3.71
カシオ 1951 101 +3.64
ヤマハ発 2400 100 +3.60
三菱倉 3105 196 +3.53
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
TDK 15730 -1150 -41.41
中外薬 5403 -69 -7.45
日立建 2871 -169 -6.09
味の素 2320.5 -152.5 -5.49
KDDI 3061 -18 -3.89
セコム 9376 -101 -3.64
太陽誘電 6040 -100 -3.60
キッコーマン 7280 -100 -3.60
アルプスアル 1325 -71 -2.56
ニチレイ 2945 -95 -1.71
ファーストリテ 89780 -40 -1.44
トヨタ 7262 -38 -1.37
オークマ 6110 -160 -1.15
JR東日本 6571 -319 -1.15
JR東海 14500 -300 -1.08
富士通 15735 -285 -1.03
伊藤忠 2976 -21.5 -0.77
トレンド 5720 -20 -0.72
京成 3505 -40 -0.72
楽天 1011 -18 -0.65