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日経平均は大幅反発、海外株高で一段と投資家心理上向く、出遅れ株に物色

日経平均は大幅反発。4日の米国市場でNYダウは4日続伸し、332ドル高となった。S&P500指数とナスダック総合指数は過去最高値を更新。失業保険申請の減少が好感されたほか、追加経済対策の実現期待も高まった。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで289円高からスタートすると、朝方伸び悩む場面もあったが、香港などのアジア株や時間外取引のNYダウ先物がおおむね堅調だったことから投資家心理が一段と上向き、引けにかけて一時28785.71円(前日比443.76円高)まで上昇した。

大引けの日経平均は前日比437.24円高の28779.19円となった。東証1部の売買高は15億3727万株、売買代金は3兆1898億円だった。業種別では、空運業、水産・農林業、陸運業が上昇率上位で、その他も全般堅調。海運業と化学の2業種のみ下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は26%となった。

個別では、ソニーが売買代金トップで大幅続伸したほか、JALや日産自、三菱自といったこれまで出遅れ感の強かった銘柄も大きく上昇した。その他売買代金上位では、ソフトバンクG、任天堂、トヨタ自、ファーストリテなどが堅調。決算発表銘柄ではリコーや日テレHD、NTTデータなどが急伸し、マツダやUアローズは東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではエムスリー、村田製、レーザーテックが逆行安となり、SUBARUは小幅に下落。前日買われた海運株だが、本日は川崎船の軟調ぶりが目立った。古河電工は決算を受けて売りがかさみ、ヤマシンFなどが東証1部下落率上位に顔を出した。

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