日経平均ボラティリティー・インデックス（投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数）は8日、前日比＋0.55pt（上昇率2.65％）の21.34ptと上昇した。なお、高値は22.55pt、安値は21.34pt。先週末の米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行。日経225先物は上昇して始まり、その後も上げ幅を拡大した。しかし、先週末に日経平均が400円を超す上げとなった後ということもあり、市場では上げピッチの速さが意識され、ボラティリティーの高まりを警戒するムードから今日の日経VIは先週末水準を上回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ（ボラティリティ）を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ（20～30程度）に回帰するという特徴も持っています。