(14時50分現在)
S&P500先物 3,909.38(+1.28)
ナスダック100先物 13,679.75(-3.25)
グローベックス米株式先物市場でS&P500先物は小幅高、ナスダック100先物は小幅安、NYダウ先物は10ドル高。NY原油先物(WTI)は堅調で、本日の米株式市場は売り買いが交錯しそうだ。
8日の取引で主要3指数は上昇基調を維持。6日続伸のダウは過去最高値を更新し、237ドル高の31385ドルで取引を終えた。バイデン政権による追加経済対策の早期成立観測で景気回復への期待感が高まり、序盤から航空など景気敏感株を中心に買いが先行。また、NY原油先物(WTI)の強含みでエネルギー関連が注目され、指数の上昇に寄与した。連邦準備制度理事会(FRB)当局者によるハト派寄りの見解から、緩和的な金融政策の継続も意識されている。
今晩はもみ合いか。引き続きバイデン政権の追加対策への期待感から、買いが入りやすい。ゴールドマンのエコノミストが4-6月期国内総生産(GDP)の伸び率や回復時期に楽観的な見方を示したことも、買い安心感に。一方、明日予定されるパウエルFRB議長の講演で緩和政策の長期化方針が示される見通しで、買いを後押ししよう。ただ、国債入札で長期金利が低下すれば金融株が下げ、指数を下押ししよう。また、堅調地合いが続くなか、調整売りには警戒したい。