15日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり139銘柄、値下がり82銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は反発。347.11円高の29867.18円(出来高概算7億0709万株)で前場の取引を終えている。前週末12日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は27.70ドル高の31458.40ドル、ナスダックは69.70ポイント高の14095.47で取引を終了した。低調な経済統計や3連休前の利益確定売りが優勢となり寄り付き後に下落したが、その後は追加経済対策成立期待が高まったほか、ワクチン供給に関するポジティブなニュースなどが下支えとなり、引けにかけ上昇に転じた。主要株式指数は史上最高値を更新し終了した。米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米国株高に加え、国内外で新型コロナ感染がピークアウトの様子となっていることや、取引開始前に発表された20年10-12月期のGDP速報値が実質前期比年率換算で12.7%増とQUICKが集計した民間予測の中央値9.5%増を上回ったことも安心感となった。一方、引き続き高値警戒感が意識されたが、前場はリスクオンのムードがさらに広がり、日経平均は一時、1990年8月以来約30年6か月ぶりに30000円台に乗せた。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約125円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは荏原で13.11%高、同2位はオリンパスで11.74%高だった。荏原の21年12月期(IFRS)の営業利益見通しは430億円と公表。オリンパスは、先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は647億円で前年同期比23.6%減益となったが、10-12月期は344億円で前年同期比19.3%増と増益転換、市場コンセンサスを130億円程度上振れる着地に。
一方、値下がり寄与トップはリクルートHD、同2位は大塚HDとなり、2銘柄で日経平均を約7円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは東邦亜鉛で6.66%安、同2位は楽天で6.49%安だった。
*11:30現在
日経平均株価 29867.18(+347.11)
値上がり銘柄数 139(寄与度+394.55)
値下がり銘柄数 82(寄与度-47.44)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 97810 2260 +81.39
ソフトバンクG 9999 202 +43.65
オリンパス 2304 242 +34.86
エムスリー 8998 275 +23.77
ファナック 28645 595 +21.43
TDK 16540 370 +13.32
東エレク 43320 330 +11.88
信越化 18570 285 +10.26
ネクソン 3450 135 +9.72
第一三共 3331 80 +8.64
アドバンテ 9250 100 +7.20
バンナムHD 9000 199 +7.17
アサヒ 4611 183 +6.59
安川電 5940 180 +6.48
セコム 9985 140 +5.04
日立建 3200 120 +4.32
豊通商 4685 120 +4.32
ソニー 11955 110 +3.96
ホンダ 3071 52 +3.75
太陽誘電 5570 100 +3.60
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
リクルートHD 5094 -34 -3.67
大塚HD 4500 -87 -3.13
中外薬 5121 -26 -2.81
楽天 1110 -77 -2.77
NTTデータ 1653 -15 -2.70
SUBARU 2128 -72 -2.59
デンソー 6908 -61 -2.20
ヤマハ発 2412 -48 -1.73
住友不 3584 -44 -1.58
オムロン 9610 -40 -1.44
エーザイ 7742 -38 -1.37
花王 7450 -36 -1.30
SOMPOHD 4283 -130 -1.17
京成 3920 -65 -1.17
カシオ 1970 -31 -1.12
電通G 3750 -30 -1.08
エプソン 1822 -15 -1.08
キヤノン 2367.5 -19 -1.03
丸井G 1929 -28 -1.01
JT 1953 -28 -1.01