17日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり126銘柄、値下がり94銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶりに反落。前日の米株市場では、新型コロナウイルス感染件数が減少したほか、ワクチン普及や追加経済対策の実現に向けた期待感から、主要株価指数は概ね堅調に推移した。ただ、長期金利の上昇を警戒した利益確定売りよって上値は抑制され、主要3指数は高安まちまちとなった。こうした流れを受けて、今週に入ってからの2日間だけで900円超も上昇していた日経平均もさすがに短期的な過熱感から本日は利益確定売りが先行した。下げ幅は一時250円程にもなったが、先高観が強い状況に変化はなく、押し目買いも入り、大引けにかけては下げ渋る展開となり、健全な調整の範囲内にとどまった。
大引けの日経平均は前日比175.56円安の30292.19円となった。東証1部の売買高は13億7152万株、売買代金は2兆7670億円だった。セクター別では、ゴム製品、精密機器、不動産業、建設業、医薬品などが下落率上位に並んだ。一方、空運業、鉱業、石油・石炭製品、鉄鋼、海運業などが上昇率上位となった。東証1部の値下がり銘柄は44%、対して値上がり銘柄は全体の52%であった。
値下がり寄与トップは東京エレクトロンとなり1銘柄で日経平均を約35円押し下げた。同2位はエムスリーとなり、TDK、ダイキン工業、日東電工、バンナムHD、KDDIなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位は資生堂となり、電通グループ、スズキ、三井物産、日立建機、横河電機などがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 30292.19(-175.56)
値上がり銘柄数 126(寄与度+83.78)
値下がり銘柄数 94(寄与度-259.34)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 102650 150 +5.40
資生堂 8223 115 +4.14
電通G 3755 90 +3.24
スズキ 5190 78 +2.81
三井物 2185 72.5 +2.61
日立建 3355 70 +2.52
横河電 2285 64 +2.30
丸井G 2079 64 +2.30
リクルートHD 5305 21 +2.27
三菱商 2984 63 +2.27
アドバンテ 9530 30 +2.16
豊通商 4810 60 +2.16
住友鉱 5401 114 +2.05
コマツ 3281 56 +2.02
ホンダ 3088 27 +1.94
東海カ 1517 47 +1.69
出光興産 2866 111 +1.60
日揮HD 1387 44 +1.58
JR東海 17725 435 +1.57
楽天 1134 34 +1.22
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 43140 -970 -34.93
エムスリー 8850 -357 -30.85
TDK 16180 -540 -19.45
ダイキン 23250 -410 -14.76
日東電 9630 -290 -10.44
バンナムHD 9027 -273 -9.83
KDDI 3358 -41 -8.86
信越化 18750 -225 -8.10
安川電 5840 -190 -6.84
ヤマハ 5920 -190 -6.84
ブリヂストン 4271 -184 -6.63
デンソー 6749 -161 -5.80
オムロン 9590 -160 -5.76
テルモ 4516 -39 -5.62
第一三共 3302 -47 -5.08
セコム 9964 -116 -4.18
アステラス薬 1780.5 -21.5 -3.87
コムシスHD 3280 -100 -3.60
塩野義 6047 -91 -3.28
キッコーマン 7590 -90 -3.24