25日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり192銘柄、値下がり32銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅反発。484.78円高の30156.48円(出来高概算7億2000万株)で前場の取引を終えている。
24日の米株式市場でNYダウは4日続伸。424ドル高となり、1週間ぶりに過去最高値を更新した。パウエル連邦準備理事会(FRB)議長が下院公聴会でも長期にわたり金融緩和を維持する方針を繰り返したほか、食品医薬品局(FDA)がジョンソン・エンド・ジョンソンの新型コロナウイルスワクチンの緊急使用許可を支持する報告書を発表。景気回復への期待が高まった。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数も3日ぶりに反発。電気自動車(EV)のテスラが6%の上昇となった。本日の日経平均もこうした流れを好感して405円高からスタートすると、朝方には一時30213.28円(541.58円高)まで上昇。その後も高値圏で堅調に推移した。
個別では、売買代金トップのソフトバンクGが3%超上昇しているほか、任天堂、ファーストリテ、ソニー、東エレクといったその他売買代金上位も全般堅調。SUMCOは一部証券会社の目標株価引き上げを受けて5%を超える上昇となっている。また、前田建などとの共同持株会社設立による経営統合を発表した前田道は株式移転比率を意識した値動きとなり、東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、イオンは売買代金上位のなかで逆行安となり、5%近い下落。2月末の配当等の権利落ち日で、売りがかさんでいるようだ。前日堅調ぶりが目立ったANAは小幅に反落。また、インフォMTなどが東証1部下落率上位に顔を出している。
セクターでは、その他製品、ゴム製品、金属製品などが上昇率上位で、その他も全般堅調。下落したのは小売業のみだった。東証1部の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
値上がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約78円押し上げた。同2位はファーストリテとなり、ファナック、東京エレクトロン、ダイキン工業などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップはイオンとなり1銘柄で日経平均を約6円押し下げた。同2位はスズキとなり、中外製薬、テルモ、7&IーHDなどがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 30156.48(+484.78)
値上がり銘柄数 192(寄与度+522.06)
値下がり銘柄数 32(寄与度-37.28)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 10345 363 +78.43
ファーストリテ 109100 2100 +75.62
ファナック 27565 1265 +45.55
東エレク 46020 990 +35.65
ダイキン 21625 395 +14.22
エムスリー 8514 160 +13.83
TDK 16010 330 +11.88
ソニー 11645 320 +11.52
京セラ 7099 141 +10.16
ヤマハ 6140 280 +10.08
アドバンテ 9460 110 +7.92
トヨタ 8093 202 +7.27
電通G 3910 200 +7.20
信越化 18120 195 +7.02
デンソー 6619 191 +6.88
コナミHD 7270 170 +6.12
豊通商 4710 160 +5.76
バンナムHD 8560 134 +4.83
アサヒ 4816 132 +4.75
ブリヂストン 4306 130 +4.68
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
イオン 3357 -171 -6.16
スズキ 4802 -167 -6.01
中外薬 5003 -47 -5.08
テルモ 4118 -32 -4.61
7&iHD 4150 -125 -4.50
塩野義 5743 -78 -2.81
味の素 2217 -35 -1.26
協和キリン 3050 -30 -1.08
エーザイ 7599 -26 -0.94
京王 8240 -100 -0.72
小田急 3175 -30 -0.54
日本ハム 4630 -25 -0.45
明治HD 6930 -60 -0.43
DeNA 2187 -34 -0.37
三井不 2491 -10 -0.36
Jフロント 1041 -18 -0.32
JR東海 17750 -70 -0.25
高島屋 1092 -12 -0.22
丸井G 2111 -6 -0.22
NTT 2779.5 -14.5 -0.21