26日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり11銘柄、値下がり211銘柄、変わらず3銘柄となった。
日経平均は急反落。722.10円安の29446.17円(出来高概算7億3000万株)で前場の取引を終えている。
25日の米株式市場でNYダウは大幅反落し、559ドル安となった。7年債入札結果の不振などから長期金利が一時1.61%まで急上昇し、幅広い銘柄に売りがでた。特にハイテク株の下げがきつく、ナスダック総合指数は3.5%の下落。「恐怖指数」とされる米株の変動性指数(VIX)は28.89(+7.55)に上昇した。本日の東京市場でもリスク回避目的の売りが先行し、日経平均は414円安からスタートすると、朝方には一時29219.15円(949.12円安)まで下落。その後、米長期金利の伸び悩みを受けて押し目買いが入り、29000円台半ばでもみ合う展開となった。
個別では、ソフトバンクG、任天堂、ファーストリテ、東エレク、ソニーといった売買代金上位が軒並み軟調。アドバンテスは5%を超える下落となっている。業績下方修正を発表した西武HDも下げが目立つ。また、成長期待の高かったIT・インターネット関連株などは特に売りがかさみ、GMOペパボやSansanが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、売買代金上位では武田薬が小幅ながら逆行高。メガチップスは業績上方修正を好感した買いが入り、スマートフォンゲームの共同開発を発表したエイチームはストップ高水準で前場を折り返した。
セクターでは、全33業種がマイナスとなり、その他製品、不動産業、電気機器、ガラス・土石製品、建設業などが下落率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となっている。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約80円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、東京エレクトロン、アドバンテスト、ダイキン工業などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップは花王となり1銘柄で日経平均を約3円押し上げた。同2位はNTTデータとなり、シャープ、三越伊勢丹、武田薬品などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 29446.17(-722.10)
値上がり銘柄数 11(寄与度+7.86)
値下がり銘柄数 211(寄与度-729.96)
変わらず銘柄数 3
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
花王 7211 74 +2.66
NTTデータ 1658 14 +2.52
シャープ 2084 44 +1.58
武田 3618 8 +0.29
ミツコシイセタン 792 8 +0.29
出光興産 2790 15 +0.22
ソフトバンク 1444 4.5 +0.16
第一生命HD 1906.5 17 +0.06
日水 516 1 +0.04
住友電 1558.5 0.5 +0.02
OKI 1059 5 +0.02
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 9996 -369 -79.73
ファーストリテ 107450 -2100 -75.62
東エレク 44460 -1240 -44.65
アドバンテ 8930 -530 -38.17
ダイキン 20975 -755 -27.19
ファナック 27050 -735 -26.47
リクルートHD 5317 -198 -21.39
TDK 15540 -510 -18.37
信越化 17625 -500 -18.01
テルモ 4007 -108 -15.56
アステラス薬 1704 -68.5 -12.33
京セラ 6980 -169 -12.17
KDDI 3328 -55 -11.88
日産化学 5960 -320 -11.52
中外薬 4888 -106 -11.45
ソニー 11255 -315 -11.34
バンナムHD 8243 -294 -10.59
第一三共 3088 -91 -9.83
コナミHD 6950 -270 -9.72
太陽誘電 5390 -200 -7.20