日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は1日、前日比-2.06pt(低下率7.28%)の26.24ptと低下した。なお、高値は27.65pt、安値は25.90pt。今日の東京市場は買いが先行。日経225先物は上昇し、日経VIは低下して始まった。先週の波乱相場で市場心理が悪化し、先週末2月26日には日経VIは一時30pt目前まで上昇した。しかし、今日は米長期金利上昇の一服などを受け株価が上昇し、市場では過度な警戒感が後退。日経VIは終日、先週末水準を下回って推移した。
【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。