1日のニューヨーク外為市場でドル・円は106円52銭へ弱含んだのち106円89銭まで上昇して引けた。
米2月ISM製造業景況指数、製造業PMI改定値、1月建設支出が軒並み予想を上回ったほか、ジョンソン・エンド・ジョンソン開発ワクチンが当局により緊急使用が許可されさらに、1.9兆ドル規模の追加経済対策の速やかな成立を背景にした回復期待に利回り上昇に伴うドル買い、リスク選好の円売りが優勢となった。
ユーロ・ドルは1.2067ドルから1.2027ドルまで下落して引けた。
ビルロワ・ドガロー仏銀総裁が、正当化しない利回りの上昇に対応すべきと発言し、欧州中銀が利回りの上昇抑制に動くとの見方にユーロ売りが優勢となった。
ユーロ・円は128円22銭まで下落後、128円73銭まで上昇。
ポンド・ドルは1.3904ドルから1.3960ドルのレンジで上下に振れた。
ドル・スイスは0.9125フランから0.9159フランまで上昇した。
[経済指標]
・米・2月製造業PMI改定値:58.6(予想:58.5、速報値:58.5)
・米・1月建設支出:前月比+1.7%(予想:+0.8%、12月:+1.1%←+1.0%)
・米・2月ISM製造業景況指数:60.8(予想:58.9、1月:58.7)