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日経平均は276円高でスタート、ファーストリテや日空ビルなどが上昇

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29939.75;+276.25
TOPIX;1915.17;+12.69

[寄り付き概況]

 2日の日経平均は276.25円高の29939.75円と続伸して取引を開始した。前日1日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は603.14ドル高の31535.51ドル、ナスダックは396.48ポイント高の13588.83で取引を終了した。製薬会社ジョンソン・エンド・ジョンソン開発ワクチンが当局により緊急使用が許可されワクチン接種ペースが加速するとの期待が強まったほか、1.9兆ドル規模の追加経済対策が速やかに成立する可能性が強まり回復期待から寄り付き後、大幅に上昇。米国債相場も落ち着きを取り戻したほか、2月ISM製造業景況指数が予想を上回ると上げ幅を拡大した。

 米国株高を受けた今日の東京株式市場は買いが先行した。米国株高が東京市場の株価支援要因となったほか、外為市場で1ドル=106円80銭台と昨日15時頃に比べ30銭ほど円安・ドル高に振れたことも安心感となった。一方、昨日、日経平均が700円近く上昇した後ということもあり利益確定売りが出やすかったが、寄り付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された1月の完全失業率(季節調整値)は2.9%となり前月比0.1ポイント低下した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は3.0%だった。また、1月の有効求人倍率(季節調整値)は1.10倍で前月から0.05ポイント上昇した。QUICKがまとめた市場予想の中央値は1.06倍だった。同じく取引開始前に発表された20年10-12月期の法人企業統計によると、金融業と保険業を除く全産業の設備投資額は前年同期比4.8%減だった。

 セクター別では、金属製品、証券商品先物、その他金融業、ゴム製品、電気機器などが値上がり率上位、倉庫運輸関連、電気・ガス業、陸運業が値下がりしている。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ、日空ビル、ファナック、日本電産、SUMCO、レーザーテック、富士フイルム、アドバンテスト、ルネサス、キヤノン、オリックスなどが上昇。他方、ZHD、JT、花王、伊藤忠、NTTデータ、NTT、日清食品ホールディングス、JR東海、みずほなどが下落している。

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