8日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり165銘柄、値下がり53銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は反発。61.71円高の28926.03円(出来高概算8億0767万株)で前場の取引を終えている。前週末の米国株式市場では、2月の雇用統計が予想を上回る改善を示したことを受けて米長期金利が一時1.62%と直近高値を更新するなかハイテク株の売りが嵩んだ。ただ、1.9兆ドルの大規模経済対策のほか、一部の週での経済活動の再開を期待した買いが下支えしたほか、行き過ぎ感から長期金利も低下に転じると、主要株式指数は再び上昇し引けにかけて上げ幅を拡大した。この流れを好感して、日経平均も300円超と反発してスタートし、上げ幅は一時400円近くまでとなった。しかし、朝方買い戻された半導体などのハイテク株が伸び悩むのに合わせて日経平均も上げ幅を縮めると、前引け間際には一段と縮小する動きとなった。
値上がり寄与トップはKDDI、同2位はオリンパスとなり、2銘柄で日経平均を約27円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは国際帝石で5.92%高、同2位はJFEで4.92%高だった。国際帝石の他、石油資源開発や出光興産なども堅調。先週末は「OPECプラス」会合を受けた原油相場の上昇が材料視されていたが、週末の原油相場の上昇、時間外取引での一段高によって、本日も買い優勢の流れが継続している。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はアドバンテとなり、2銘柄で日経平均を約67円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはリコーで5.36%安、同2位はサイバーAで3.74%安だった。
*11:30現在
日経平均株価 28926.03(+61.71)
値上がり銘柄数 165(寄与度+200.44)
値下がり銘柄数 53(寄与度-138.73)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3345 67 +14.48
オリンパス 2409.5 85 +12.24
京セラ 7364 151 +10.88
アステラス薬 1782.5 48.5 +8.73
武田 3914 156 +5.62
キヤノン 2349 101 +5.46
コナミHD 7020 140 +5.04
ホンダ 3170 69 +4.97
アサヒ 4890 119 +4.29
デンソー 6877 118 +4.25
7&iHD 4363 109 +3.93
日立建 3490 100 +3.60
セコム 9309 98 +3.53
塩野義 5555 95 +3.42
リクルートHD 4962 31 +3.35
ソフトバンクG 10070 15 +3.24
住友不 3763 83 +2.99
日産化学 5780 80 +2.88
ファナック 25875 80 +2.88
電通G 3930 75 +2.70
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 94420 -1450 -52.22
アドバンテ 8360 -210 -15.12
ダイキン 21415 -400 -14.40
エムスリー 7828 -157 -13.57
NTTデータ 1711 -32 -5.76
中外薬 4459 -45 -4.86
花王 7210 -102 -3.67
TDK 15040 -70 -2.52
安川電 5170 -70 -2.52
リコー 1148 -65 -2.34
シャープ 1991 -64 -2.30
ブリヂストン 4316 -52 -1.87
エプソン 1843 -26 -1.87
サイバー 6430 -250 -1.80
東エレク 41440 -40 -1.44
スズキ 4675 -38 -1.37
バンナムHD 8031 -30 -1.08
日東電 9000 -30 -1.08
ヤマハ 6160 -30 -1.08
富士通 14975 -280 -1.01