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日経平均は84円安でスタート、トヨタやソニーなどが下落

[日経平均株価・TOPIX(表)]

日経平均;29836.83;-84.26
TOPIX;1972.43;-9.07

[寄り付き概況]

 17日の日経平均は84.26円安の29836.83円と7日ぶり反落して取引を開始した。前日16日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は127.51ドル安の32825.95ドル、ナスダックは11.86ポイント高の13471.57で取引を終了した。2月小売売上高や鉱工業生産、住宅市場指数が軒並み予想を下回ったため寄り付き後、下落した。連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることや、連日で史上最高値を更新したのち、利益確定売りも目立ちダウは終日軟調に推移。一方で、長期金利の低下を好感し、ハイテク株は上昇した。

 米国株式相場を受けた今日の東京株式市場は売りが先行した。日経平均が昨日までの6日続伸で1100円を超す上げとなったことに加え、日本時間の明日未明にFOMCの結果発表やパウエルFRB議長の記者会見が控えていることなどから利益確定売りが出やすく、株価の重しとなった。一方、米追加経済対策や新型コロナワクチンの普及などによる世界的な経済活動の正常化に対する期待感が強く、引き続き株価支援要因となった。また、新型コロナ変異ウイルスの感染拡大が懸念される一方、政府が首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言を期限の21日で解除する方針を固めたと一部で報じられたことも経済活性化への期待感を高め、株価下支え要因となったが、寄り付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の貿易収支は2174億円の黒字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は4200億円の黒字だった。

 セクター別では、海運業、空運業、ゴム製品、鉄鋼、非鉄金属などが値下がり率上位、パルプ・紙、金属製品、電気機器、化学が値上がりしている。東証1部の売買代金上位では、ソフトバンクG、任天堂、トヨタ、ソニー、JAL、日本郵船、エムスリー、ZHD、JR東海、コマツ、塩野義薬、などが下落。他方、キーエンス、武田薬、東エレク、日本電産、SUMCO、アドバンテスト、レーザーテック、信越化、日本郵政、TDK、NECなどが上昇している。

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