17日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり114銘柄、値下がり105銘柄、変わらず6銘柄となった。
日経平均は7日ぶりに小反落。前日の米国株式市場ではNYダウは反落。2月小売売上高や鉱工業生産などの経済指標が軒並み予想を下回ったほか、連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控えていることもあり、利益確定売りが目立った。一方、米長期金利の上昇一服からハイテク株は買われ、ナスダック総合指数は小幅続伸となった。前日までに6日続伸していた日経平均は、高安まちまちな米株市場の流れを受けて84円安でスタートした後は、プラス転換すると一時は29984.97円まで上値を伸ばした。ただ、今夜のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見を前に様子見ムードは強く、後場は再びマイナス圏に沈み、その後は大引けにかけて下げ幅を縮小するという、方向感に欠ける展開となった。
大引けの日経平均は前日比6.76円安の29914.33円となった。東証1部の売買高は12億5284万株、売買代金は2兆5794億円だった。セクター別では鉱業、鉄鋼、空運業、精密機器、電気・ガス業などが下落率上位に並んだ。一方、医薬品、不動産業、陸運業、化学、水産・農林業などが上昇率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は64%、対して値下がり銘柄は全体の31%であった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGとなり1銘柄で日経平均を約48円押し下げた。同2位はテルモとなり、KDDI、ファナック、エムスリー、オリンパス、京セラなどがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテとなり1銘柄で日経平均を約29円押し上げた。同2位はアドバンテストとなり、ダイキン工業、バンナムHD、信越化、第一三共、デンソーなどがつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 29914.33(-6.76)
値上がり銘柄数 114(寄与度+140.80)
値下がり銘柄数 105(寄与度-147.56)
変わらず銘柄数 6
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 96000 810 +29.17
アドバンテ 9030 140 +10.08
ダイキン 22980 200 +7.20
バンナムHD 8313 185 +6.66
信越化 18330 175 +6.30
第一三共 3320 58 +6.27
デンソー 7491 118 +4.25
日東電 9560 110 +3.96
武田 4255 105 +3.78
リクルートHD 5234 33 +3.57
中外薬 4571 31 +3.35
トレンド 5550 90 +3.24
ネクソン 3670 45 +3.24
NTTデータ 1764 16 +2.88
コムシスHD 3400 80 +2.88
キッコーマン 7110 80 +2.88
オムロン 8920 70 +2.52
TOTO 6560 120 +2.16
花王 7254 56 +2.02
小田急 3320 90 +1.62
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 10400 -220 -47.54
テルモ 4033 -92 -13.25
KDDI 3523 -41 -8.86
ファナック 26995 -185 -6.66
エムスリー 7671 -76 -6.57
オリンパス 2325.5 -35.5 -5.11
京セラ 7407 -60 -4.32
東エレク 42100 -100 -3.60
ホンダ 3292 -45 -3.24
楽天 1419 -89 -3.21
アステラス薬 1813 -16.5 -2.97
ブリヂストン 4347 -44 -1.58
ヤマトHD 2994 -41 -1.48
日立建 3480 -40 -1.44
ヤマハ発 2654 -36 -1.30
コマツ 3440 -35 -1.26
協和キリン 3115 -35 -1.26
アサヒ 4851 -32 -1.15
アルプスアル 1464 -31 -1.12
カシオ 2133 -31 -1.12