本日のマザーズ市場では、朝方から買いが先行する展開となった。注目された米連邦公開市場委員会(FOMC)で金融緩和の長期化が示され、ハイテク株比率の高いナスダック総合指数が3日続伸。東京市場でもグロース(成長)株の先行き懸念が和らぎ、新興株中心のマザーズ市場にとって追い風となった。ただ、昼に日銀の金融政策見直しに関する報道が伝わると、日経平均とともにマザーズ指数も上げ幅を縮めた。なお、マザーズ指数は3日続伸、売買代金は概算で1671.29億円。騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり133銘柄、変わらず11銘柄となった。
個別では、メルカリ、フリー、JMDCといった時価総額上位が全般堅調。売買代金上位では業績上方修正を発表したJTOWER、2月上場のQDレーザなどが上昇した。Pアンチエイジは決算を評価した買いが続き、連日で上場来高値を更新。また、前日ストップ高のF−ブレインも大幅続伸し、上昇率トップとなった。一方、時価総額上位ではBASEが軟調で、売買代金上位ではGNIが小安く引けた。また、新株予約権発行による資金調達を発表した識学は下落率トップとなった。
なお、本日マザーズに新規上場したi−plugは買い気配のまま初値が付かなかった。
マザーズ指数は3日続伸、IPOではi-plug初値持ち越し
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。
いいね!しよう