午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=108円80銭台で推移。日本国債10年の利回りが前日比0.020%マイナスの0.090%と下落している。債券先物が上昇してスタートしたことが要因のようだ。また、東証1部市場が500円以上の大幅安となりリスクオフから債券に物色の矛先が向かっているもようだ。
一方、東京株式市場は日経平均が576.22円安と大幅続落となっている。日銀のETF取得が日経型を停止しTOPIX型に一本化されることで、日経平均に寄与度の高い、ファーストリテイリングなどが需給悪化するとの思惑から下落しており相場の重しとなっているようだ。また、ルネサスエレクトロニクスの工場火災によりサプライチェーンへの影響が懸念され自動車株などが下落しており、このことがリスクセンチメントを悪化させているようである。