午前の東京外為市場でドル・円は1ドル=108円80銭台で推移。日銀総裁は午前の発言で、物価目標であるインフレ2%はグローバルスタンダードであり、変更すべきでないとの見方を示した。また、現時点のETFの買い入れ停止や売却は考えていないと述べた。
一方、東京株式市場は日経平均が548.63円安と大幅安となっている。日銀のETF買入がTOPIX型に一本化されることで、日経平均に寄与度の高い、ファーストリテイリングなどが、日経平均に86円のマイナス寄与度となり相場の重しとなっているようだ。また、ルネサスエレクトロニクスの工場火災によりサプライチェーンへの影響が懸念され、201円安のトヨタなど自動車株が下落しており、このことがリスクセンチメントを悪化させているようである。