■萩原電気ホールディングスの今後の見通し
● 2020年3月期の業績見通し
進行中の2020年3月期の連結業績は、売上高124,000百万円(前期比4.2%増)、営業利益4,200百万円(同2.8%減)、経常利益4,120百万円(同3.6%減)、親会社株主に帰属する当期純利益2,720百万円(同3.1%減)が見込まれており、期初予想を据え置いている。上期が期初計画を上回る結果であったにもかかわらず、通期予想を据え置いている点について同社は、「依然として米中間の貿易戦争の行方など不透明感が強いことに加え、一部の需要が上期に前倒しで出た可能性もあるため、慎重な予想をしている」と述べている。しかし主要顧客での先進運転支援システム関連等への投資は継続されることが予想され、現在の予想が上方修正される可能性もあると弊社では見ている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)