10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、109円69銭から109円44銭まで下落して引けた。
米12月雇用統計で非農業部門雇用者数の増加ペースの予想以上の鈍化に失望し、米国債利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。また、米国政府が対イラン追加経済制裁を発表したため、中東の緊張が再燃しリスク回避の円買いも強まった。
ユーロ・ドルは、1.1086ドルから1.1129ドルまで上昇して引けた。
ユーロ・円は、121円54銭から121円84銭まで上昇。
ポンド・ドルは、1.3097ドルから1.3043ドルまで下落した。
ドル・スイスは、0.9761フランから0.9720フランまで下落。中東の緊張存続との慎重な見解に安全通貨のフラン買いが再燃した。
[経済指標]
・米・12月非農業部門雇用者数:前月比+14.5万人(予想:+16.0万人、11月:+25.6万人←+26.6万人)
・米・12月平均時給:前月比+0.1%、前年比+2.9%(予想:+0.3%、+3.1%、11月:+0.3%←+0.2%、+3.1%)
・米・12月失業率:3.5%(予想:3.5%、11月:3.5%)
・米・11月卸売在庫改定値:前月比‐0.1%(予想:0.0%、速報値:0.0%)