20日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり166銘柄、値下がり55銘柄、変わらず4銘柄となった。
日経平均は3日続伸。17日の米国市場でNYダウは50ドル高と5日続伸し、連日で過去最高値を更新した。中国の12月工業生産高などの経済指標が市場予想を上回ったうえ、米国でも12月住宅着工件数が堅調に推移し、これらを好感した買いが入った。週明けの日経平均も米株高の流れを引き継いで39円高からスタートすると、後場には一時24108.11円(前週末比66.85円高)まで上昇。しかし、本日は米国市場が休場とあって売買低調で、日経平均もこう着感が強く、日中の上下の値幅はおよそ46円にとどまった。
大引けの日経平均は前週末比42.25円高の24083.51円となった。終値としては昨年12月17日以来、およそ1カ月ぶりに昨年来高値を更新した。東証1部の売買高は8億2112万株、売買代金は1兆4179億円だった。業種別では、建設業、電気・ガス業、機械が上昇率上位で、その他も全般堅調。食料品、小売業、水産・農林業の3業種のみ小幅に下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は27%となった。
値上がり寄与トップはKDDI、同2位はダイキンとなり、2銘柄で日経平均を約25円押し上げた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはサイバーAで3.40%高、同2位は太陽誘電で3.22%高だった。
一方、値下がり寄与トップはファーストリテ、同2位はファミマとなり、2銘柄で日経平均を約48円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップはミツコシイセタンで4.64%安、同2位はサッポロHDで3.72%安だった。ミツコシイセタンは、SMBC日興証券が投資判断「1」を継続しているものの、目標株価を1400円から1200円に引き下げたことが嫌気された。サッポロHDは、JPモルガン証券が投資判断を「ニュートラル」から「アンダーウェート」に格下げしている。
*15:00現在
日経平均株価 24083.51(+42.25)
値上がり銘柄数 166(寄与度+129.35)
値下がり銘柄数 55(寄与度-87.10)
変わらず銘柄数 4
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3326 61 +13.18
ダイキン 15945 315 +11.35
TDK 12590 280 +10.09
ファナック 20965 160 +5.76
東エレク 25180 155 +5.58
日東電 6330 120 +4.32
アドバンテ 6170 60 +4.32
中外薬 10675 110 +3.96
太陽誘電 3530 110 +3.96
トヨタ 7780 85 +3.06
京セラ 7707 36 +2.59
オムロン 6530 70 +2.52
ソニー 7991 67 +2.41
信越化 12600 65 +2.34
豊通商 3920 60 +2.16
エムスリー 3310 25 +2.16
エプソン 1700 28 +2.02
安川電 4255 40 +1.44
大和ハウス 3525 40 +1.44
ヤマハ 6110 40 +1.44
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 64200 -1030 -37.10
ファミマ 2556 -73 -10.52
オリンパス 1762.5 -39.5 -5.69
アステラス薬 1882 -29.5 -5.31
リクルートHD 4206 -31 -3.35
ソフトバンクG 4866 -15 -3.24
塩野義 7059 -66 -2.38
キッコーマン 5400 -60 -2.16
資生堂 7802 -53 -1.91
花王 9042 -48 -1.73
ミツコシイセタン 965 -47 -1.69
丸井G 2671 -31 -1.12
電通G 3805 -30 -1.08
日産化学 4735 -25 -0.90
三菱電 1563 -22.5 -0.81
キリンHD 2464.5 -21 -0.76
サッポロHD 2616 -101 -0.73
明治HD 7510 -80 -0.58
洋缶HD 1987 -15 -0.54
日清粉G 1868 -15 -0.54