■下げ渋り、英中銀は金融政策の現状維持を決定
先週のポンド・円は下げ渋り。欧州連合(EU)からの英国離脱の正式決定を意識したポンド買いは一巡したが、米長期金利の低下を受けたポンド買い・米ドル売りが観測されており、この影響でポンド・円は141円台前半で下げ渋り、143円台に戻した。なお、英中央銀行は1月30日、金融政策の現状維持を賛成多数で決定した。取引レンジ:141円26銭−143円29銭。
■もみ合いか、英国金利の先安観残る
今週のポンド・円はもみ合いか。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い世界経済の減速が警戒されている。このため、米ドル・円相場に大きな動きがない場合、リスク選好的なポンド買い・円売りは縮小するとみられる。英国金利の先安観は後退していないこともポンド・円相場の上昇を抑える一因となりそうだ。
○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・特になし
予想レンジ:142円00銭−144円00銭