5日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり199銘柄、値下がり24銘柄、変わらず2銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。4日の米国市場でNYダウは続伸し、407ドル高となった。一部報道を受けて中国政府による景気刺激策への期待が高まった。円相場は一時1ドル=109円台半ばまで下落し、本日の日経平均も米株高や円安を好感して266円高からスタート。動向が注目される中国・上海株が寄り付きから上げ幅を広げる展開となり、東京市場でも株価指数先物に断続的な買い戻しが入ったことから、日経平均は後場に23414.69円(前日比330.10円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前日比234.97円高の23319.56円となった。東証1部の売買高は13億2970万株、売買代金は2兆4412億円だった。業種別では、水産・農林業、保険業、鉱業が上昇率上位で、その他も全般堅調。その他金融業のみ小幅に下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の73%、対して値下がり銘柄は23%となった。
値上がり寄与トップはKDDIで1銘柄で日経平均を約16円押し上げた。同2位はソフトバンクGとなり、ファミマ、リクルートHD、テルモ、ファナック、信越化などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはニチレイで6.87%高、同2位は後場に決算を発表した日本水産で5.82%高となった。ニチレイは前日の引け後に決算を発表、第3四半期営業利益は市場想定を上回る堅調な決算となり好感された。
一方、値下がり寄与トップはNTTデータで1銘柄で日経平均を約20円押し下げた。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期業績が大幅減益となったことが嫌気された。同2位は花王となり、ファーストリテ、アドバンテス、TDK、ソニーなどがつづいた。花王は19年12月期決算が計画を下振れた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップもNTTデータで7.00%安、同2位は東武で10-12月期増益率鈍化がネガティブ視され3.61%安となった。
*15:00現在
日経平均株価 23319.56(+234.97)
値上がり銘柄数 199(寄与度+278.89)
値下がり銘柄数 24(寄与度-43.92)
変わらず銘柄数 2
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
KDDI 3330 73 +15.78
ソフトバンクG 4577 60 +12.97
ファミマ 2398 79 +11.38
リクルートHD 4450 90 +9.73
テルモ 3941 66 +9.51
ファナック 20355 250 +9.01
信越化 13095 245 +8.83
エーザイ 9042 243 +8.75
オリンパス 1830 53.5 +7.71
キッコーマン 5670 210 +7.56
バンナムHD 6584 165 +5.94
ダイキン 15780 165 +5.94
アステラス薬 1884 31.5 +5.67
京セラ 7199 76 +5.48
豊通商 3725 140 +5.04
コナミHD 4300 130 +4.68
富士フイルム 5536 112 +4.03
ヤマハ 5730 110 +3.96
セコム 9690 107 +3.85
東エレク 24590 105 +3.78
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
NTTデータ 1462 -110 -19.81
花王 8581 -181 -6.52
ファーストリテ 57600 -160 -5.76
アドバンテ 5730 -50 -3.60
TDK 11820 -70 -2.52
ソニー 7659 -41 -1.48
東武 3735 -140 -1.01
コムシスHD 3120 -20 -0.72
SUBARU 2688 -11.5 -0.41
協和キリン 2638 -11 -0.40
中外薬 11690 -10 -0.36
サイバー 4415 -40 -0.29
リコー 1231 -7 -0.25
カシオ 2021 -6 -0.22
積水ハウス 2375 -4 -0.14
宇部興 2190 -32 -0.12
丸井G 2487 -3 -0.11
ミツコシイセタン 828 -2 -0.07
あおぞら 3050 -15 -0.05
AGC 3725 -5 -0.04