6日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり212銘柄、値下がり12銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅続伸。483.63円高の23803.19円(出来高概算7億7543万株)で前場の取引を終えた。前日の米国市場では、中国の大学がコロナウイルスによる肺炎に効果的な治療薬を発見したとの報道や市場予想を上回る1月ADP雇用統計やISM非製造業指数といった経済指標を受け、主要3指数は揃って3日続伸。これにより、シカゴ日経225先物清算値は大阪比330円高の23690円となり、本日の東京市場はシカゴ日経225先物清算値にサヤ寄せする格好から買い先行となった。新型肺炎に対する過度な懸念の後退や為替相場が1ドル=109円台後半と前日から円安方向に振れたこともあり、海外短期筋による指数先物に対する買い戻しの動きもみられ、日経平均の上げ幅は400円を超えた。
値上がり寄与トップはファーストリテ、同2位はソフトバンクGとなり、2銘柄で日経平均を約82円押し上げたほか、ファナック、テルモ、ダイキン、TDK、ファミマ、信越化学などがそれに続いた。インデックスに絡んだ商いから値がさ株のファーストリテやソフトバンクGなどの上昇が目立った。一方、値下がり寄与上位銘柄は、東京エレクトロン、DeNA、フジクラ、サイバーなどが並んだ。DeNAは、前日に第3四半期の決算を発表しており、ゲーム事業における減損損失493億円を計上したことを背景に10-12月期営業損益は492億円の赤字となった。
*11:30現在
日経平均株価 23803.19(+483.63)
値上がり銘柄数 212(寄与度+490.43)
値下がり銘柄数 12(寄与度-6.80)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 59270 1670 +60.16
ソフトバンクG 4680 103 +22.26
ファナック 20850 495 +17.83
テルモ 4064 123 +17.72
ダイキン 16265 485 +17.47
TDK 12250 430 +15.49
ファミマ 2502 104 +14.99
信越化 13495 400 +14.41
アステラス薬 1961.5 77.5 +13.96
KDDI 3376 46 +9.94
第一三共 8173 273 +9.83
エーザイ 9300 258 +9.29
リクルートHD 4527 77 +8.32
中外薬 11905 215 +7.74
京セラ 7303 104 +7.49
日産化学 4830 170 +6.12
オムロン 6820 170 +6.12
ホンダ 2928 79 +5.69
豊通商 3875 150 +5.40
ソニー 7807 148 +5.33
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 24520 -70 -2.52
DeNA 1619 -150 -1.62
フジクラ 389 -40 -1.44
サイバー 4375 -40 -0.29
三井不 2976 -6 -0.22
富士通 12650 -55 -0.20
ニチレイ 2822 -9 -0.16
NEC 5000 -40 -0.14
日電硝 2190 -13 -0.14
菱地所 2185 -1 -0.04
古河電 2623 -9 -0.03
ユニチカ 366 -1 -0.00