10日のニューヨーク外為市場でドル・円は109円80銭まで上昇後、109円64銭まで弱含んで引けた。
対欧州通貨でのドル買いに下値が支えられたものの、新型肺炎の感染規模が重症急性呼吸器症候群(SARS)を上回る勢いとなっていることを警戒し慎重な展開が続いた。
ユーロ・ドルは1.0953ドルから1.0909ドルまで下落して引けた。メルケル首相の後任とされていた与党CDUのクランプカレンバウアー党首が辞任を表明したためドイツの政局を懸念したユーロ売りが加速した。
ユーロ・円は、120円23銭から119円68銭まで下落。
ポンド・ドルは、1.2946ドルまで上昇後、1.2907ドルまで反落。
ドル・スイスは、0.9782フランから0.9764フランまで下落した。対ユーロでのフラン買いが優勢となった。
[経済指標]
・特になし