13日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり85銘柄、値下がり133銘柄、変わらず7銘柄となった。
本日の日経平均は反落となった。前日の米国株式市場では、コロナウイルスの新規感染者数が減少傾向にあると伝わったほか、米大統領選の民主党候補者指名争いが難航しているとの見方が優勢になるなか、トランプ大統領有利の公算が高まったことで主要3指数は揃って上昇。ただ、東京市場寄り付き前に中国湖北省での新型肺炎感染症例の急増が報じられたことで、指数先物に対して機械的な売りが入り、為替相場でも1ドル=110円台を割り込んだ。これらを背景に本日の日経平均はマイナススタートとなった。押し目買いの動きから前場の日経平均はプラス圏で引けたものの、中国・上海総合指数をはじめとしたアジア株が総じて弱含むなか、後場にかけては次第に売りが優勢になった。また、本日から明日にかけて約800社近くある企業決算の内容を見極めたいとするムードも強まった。
大引けの日経平均は前日比33.48円安の23827.73円となった。東証1部の売買高は12億3541万株、売買代金は2兆3771億円だった。
値下がり寄与トップはソフトバンクGで1銘柄で日経平均を約63円押し下げた。午後中盤に「Tモバイル親会社がスプリントとの合併について再交渉を要求」と海外メディアが伝えた。これを受け、先日の承認された合併協議が破談する可能性もあるのではないかとの先行き警戒感から売りが膨らんだ。同2位はダイキンとなり、第一三共、オリンパス、アステラス薬、ヤマハ発、オムロンなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは業績下方修正や減配が嫌気されたシチズンで9.38％安、同2位は荏原で、今期大幅減益見通しがネガティブ視され8.94％安となった。
一方、値上がり寄与トップはファーストリテで1銘柄で日経平均を約50円押し上げた。証券会社によるレーティング格上げが観測されている。同2位は東エレクとなり、エムスリー、信越化、NTTデータ、資生堂、花王などがつづいた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップは三井金属で、10-12月期の収益改善がポジティブ視され6.39％高、同2位は東京建物で4.40％高となった。
*15:00現在
日経平均株価 23827.73(-33.48)
値上がり銘柄数 85(寄与度+135.50)
値下がり銘柄数 133(寄与度-168.98)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファーストリテ 60560 1380 +49.71
東エレク 25705 530 +19.09
エムスリー 3270 75 +6.48
NTTデータ 1468 30 +5.40
信越化 13465 150 +5.40
資生堂 7213 124 +4.47
花王 8647 117 +4.21
京セラ 7446 50 +3.60
スズキ 5079 90 +3.24
ホンダ 2991.5 33.5 +2.41
リクルートHD 4546 21 +2.27
日産化学 5130 60 +2.16
丸井G 2523 54 +1.95
トレンド 6030 50 +1.80
大和ハウス 3556 49 +1.77
東建物 1805 76 +1.37
協和キリン 2802 34 +1.22
ブリヂストン 3890 31 +1.12
日立建 3090 30 +1.08
洋缶HD 2008 25 +0.90
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ソフトバンクG 5458 -293 -63.33
ダイキン 15540 -530 -19.09
第一三共 7845 -182 -6.56
オリンパス 2020 -31.5 -4.54
アステラス薬 1922 -23 -4.14
ヤマハ発 1952 -100 -3.60
オムロン 6730 -90 -3.24
アサヒ 5107 -88 -3.17
凸版印 2045 -164 -2.95
富士フイルム 5262 -81 -2.92
7&iHD 4257 -76 -2.74
武田 4326 -70 -2.52
クラレ 1309 -64 -2.31
セコム 9901 -62 -2.23
荏原 3105 -305 -2.20
日東電 6140 -60 -2.16
TOTO 4830 -110 -1.98
シチズン時計 493 -51 -1.84
塩野義 6460 -50 -1.80
ヤマハ 5760 -50 -1.80