3月2日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり129銘柄、値下がり89銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は6日ぶり大幅反発。2月28日の米国市場でNYダウは7日続落し、357ドル安となった。新型コロナウイルスの感染拡大への懸念から朝方には一時1000ドル超下落。しかし、パウエル連邦準備理事会(FRB)議長の声明を受け利下げ観測が強まり、引けにかけて下げ渋った。週明けの日経平均も米株安の流れを引き継いで293円安からスタートしたが、日銀が「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努める」とする総裁談話を発表するとプラス転換し、後場には21593.11円(前週末比450.15円高)まで上昇する場面があった。
大引けの日経平均は前週末比201.12円高の21344.08円となった。東証1部の売買高は20億3515万株、売買代金は3兆5219億円だった。業種別では、サービス業、水産・農林業、小売業が上昇率上位だった。一方、保険業、電気・ガス業、鉄鋼が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の88%、対して値下がり銘柄は11%となった。
値上がり寄与トップは東エレク、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約66円押し上げた。東エレクの他、アドバンテスト、SUMCOなど半導体関連が米株の流れを引き継ぎ強さを見せた。また、日経平均構成銘柄の上昇率トップはエムスリーで7.36%高、同2位は三井E&Sで6.57%高だった。
一方、値下がり寄与トップは中外薬、同2位は京セラとなり、2銘柄で日経平均を約12円押し下げた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは三井物産で2.86%安、同2位は太平洋セメントで2.85%安だった。
*15:00現在
日経平均株価 21344.08(+201.12)
値上がり銘柄数 129(寄与度+248.97)
値下がり銘柄数 89(寄与度-47.85)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 23330 1005 +36.20
ファーストリテ 54270 830 +29.90
エムスリー 2991 205 +17.72
アドバンテ 5160 245 +17.65
リクルートHD 3850 92 +9.94
バンナムHD 5636 266 +9.58
ソニー 6873 262 +9.44
第一三共 6838 248 +8.93
アステラス薬 1736.5 37.5 +6.75
TDK 10620 170 +6.12
テルモ 3519 41 +5.91
ファナック 18130 160 +5.76
ソフトバンクG 5038 25 +5.40
太陽誘電 3165 145 +5.22
オリンパス 1996 34 +4.90
富士フイルム 5394 117 +4.21
キッコーマン 5100 90 +3.24
キヤノン 2791.5 58 +3.13
コムシスHD 2735 71 +2.56
味の素 1881 69 +2.49
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
中外薬 11480 -235 -8.47
京セラ 6742 -54 -3.89
日東電 5360 -60 -2.16
東京海上 5689 -112 -2.02
ダイキン 14670 -55 -1.98
三井物 1732.5 -51 -1.84
アサヒ 4100 -50 -1.80
エプソン 1504 -24 -1.73
塩野義 5798 -47 -1.69
KDDI 3051 -7 -1.51
伊藤忠 2428.5 -33 -1.19
デンソー 4189 -31 -1.12
エーザイ 7954 -27 -0.97
アルプスアル 1632 -27 -0.97
NTTデータ 1286 -5 -0.90
SOMPOHD 3917 -99 -0.89
三菱商 2665.5 -24.5 -0.88
旭化成 879.8 -20.9 -0.75
住友商 1524 -20.5 -0.74
ミネベアミツミ 1885 -19 -0.68