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日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅続落、ソフトバンクGとファーストリテの2銘柄で約202円押し下げ

9日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり1銘柄、値下がり224銘柄、変わらず0銘柄となった。

日経平均は大幅続落。1276.68円安の19473.07円(出来高概算11億1000万株)で前場の取引を終えた。世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、経済が景気後退入りする確率が一段と高まったため投資家心理が悪化。さらに、石油輸出国機構(OPEC)加盟国とそれ以外の主要産油国で構成するOPECプラスは6日、「2020年6月末までに関する日量150万バレルの追加減産の実施」で合意できず、協議は決裂。サウジアラビアは増産に踏み切る計画などとも伝えられるなか、幅広い銘柄に売りが先行。加えて、対ドルで一時1ドル101円台まで円高が加速する中、一段と投資家のリスク回避姿勢が強まった。日経平均は節目の2万円をあっさり割り込むと、前引けには19500円を下回る大幅な下落に。

値下がり寄与トップはソフトバンクG、同2位はファーストリテとなり、2銘柄で日経平均を約202円押し下げた。ソフトバンクGについては、ソフトバンクビジョンファンドの評価益減少への懸念を指摘する声も聞かれている。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは大平洋金属で13.68%安、同2位は国際帝石で13.22%安だった。全面安商状の中ではあるものの、国際帝石の他、石油資源開発が11.76%安、コスモエネHDが15.24%安となるなど、特に鉱業と石油石炭の下げが目立っている。「OPECプラス」の協議において、サウジアラビアが提案した追加減産案をロシアが拒否。これを受けてサウジも自主的な減産を取りやめ、4月から日量1000万バレルを超える規模に増産する方針のようで、原油価格が急落したことが背景に。

一方、値上がりはニチレイのみとなり、上昇率は3.11%高だった。外出を控える動きが広がる中で、冷凍食品への需要拡大に期待する向きもあるようだ。

*11:30現在

日経平均株価  19473.07(-1276.68)

値上がり銘柄数  1(寄与度+1.55)
値下がり銘柄数 224(寄与度-1278.23)
変わらず銘柄数  0

○値上がり上位銘柄
コード  銘柄         直近価格   前日比 寄与度
ニチレイ         2851      86  +1.55

○値下がり上位銘柄
コード  銘柄         直近価格   前日比 寄与度
ソフトバンクG     4306     -477 -103.10
ファーストリテ    52030    -2740 -98.70
東エレク        21100    -1335 -48.09
リクルートHD      3339     -422 -45.61
ファナック       15910    -1240 -44.67
ダイキン        13010     -960 -34.58
信越化         10920     -860 -30.98
TDK            9400     -820 -29.54
テルモ          3345     -172 -24.78
京セラ          6468     -307 -22.12
ファミマ         2111     -150 -21.61
ソニー          6182     -522 -18.80
アドバンテ       4625     -260 -18.73
エムスリー       2793     -203 -17.55
オムロン         5200     -470 -16.93
第一三共         6219     -451 -16.25
アステラス薬      1562     -90 -16.21
中外薬         10870     -440 -15.85
ホンダ          2476   -211.5 -15.24
オリンパス      1853.5   -104.5 -15.06

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