10日午前の東京市場でドル・円はしっかり。序盤の円買いでドルは102円付近まで弱含んだが、その後日経平均株価は下げ幅を縮小。米景気刺激策への期待感で先物がプラスに転じており、ドルは103円台を回復した。利益確定売りが観測されるものの、日本株の反転期待で円売りは続く見通し。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は102円02銭から103円67銭、ユーロ・円は116円81銭から117円95銭、ユーロ・ドルは1.1372ドルから1.1463ドル。
【要人発言】
・黒田日銀総裁
「新型コロナウィルスの感染拡大で金融市場は不安定な動きが続いている」
「引き続き新型ウイルスの影響、内外市場を注視しながら適切にちゅうちょなく対応」
「日経平均が1万9000円を下回るとETF保有時価が簿価を下回る」
【経済指標】
・日・2月マネーストックM3:前年比+2.5%(予想:+2.3%、1月:+2.3%)
・中・2月消費者物価指数:前年比+5.2%(予想:+5.2%、1月:+5.4%)
・中・2月生産者物価指数:前年比-0.4%(予想:-0.3%、1月:+0.1%)