11日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり44銘柄、値下がり174銘柄、変わらず7銘柄となった。
日経平均は大幅反落。10日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発し、1167ドル高となった。米政権が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた経済対策に給与税免除などを盛り込むと伝わった。ただ、東京市場の取引開始前にトランプ米大統領が経済対策に関連した会見に出席しなかったと伝わり、市場の期待は後退。本日の日経平均は108円安からスタートすると朝方に一時プラスへ転じたが、米経済対策の実現に対し懐疑的な見方が広がり、引けにかけて19392.25円(前日比474.87円安)まで下落する場面があった。
大引けの日経平均は前日比451.06円安の19416.06円となった。東証1部の売買高は19億9632万株、売買代金は3兆1263億円だった。業種別では、サービス業、不動産業、医薬品が下落率上位だった。一方、電気・ガス業、ゴム製品、水産・農林業など5業種が上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の79%、対して値上がり銘柄は18%となった。
値下がり寄与トップは東エレクで1銘柄で日経平均を約44円押し下げた。同2位はファーストリテとなり、ソフトバンクG、KDDI、アドバンテス、リクルートHD、エムスリーなどがつづいた。また、日経平均構成銘柄の下落率トップは太陽誘電で6.89%安、同2位はスクリーンHDで6.14%安となった。国際半導体製造装置材料協会が2020年の半導体前工程装置投資額の見通しを下方修正し、半導体関連は売りが優勢に。
一方、値上がり寄与トップはファナックで1銘柄で日経平均を約5円押し上げた。同2位は資生堂となり、ブリヂス、アサヒ、キリンHD、大塚HDなどがつづいた。日経平均構成銘柄の上昇率トップは東京ガスで3.51%高、同2位は大阪ガスで3.49%高となった。
*15:00現在
日経平均株価 19416.06(-451.06)
値上がり銘柄数 44(寄与度+19.53)
値下がり銘柄数 174(寄与度-470.59)
変わらず銘柄数 7
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
ファナック 16225 145 +5.22
資生堂 6535 51 +1.84
ブリヂストン 3317 46 +1.66
アサヒ 3731 40 +1.44
キリンHD 2076 32 +1.15
大塚HD 3803 23 +0.83
小田急 2002 36 +0.65
イオン 1974 17.5 +0.63
明治HD 6700 80 +0.58
東ガス 2356 80 +0.58
7&iHD 3737 15 +0.54
デンソー 3652 14 +0.50
大ガス 1748 59 +0.43
アマダHD 893 9 +0.32
鹿島 1055 17 +0.31
高島屋 946 17 +0.31
いすゞ 868.4 15.7 +0.28
東急 1596 14 +0.25
住友重 2144 25 +0.18
ミツコシイセタン 611 5 +0.18
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
東エレク 20835 -1210 -43.59
ファーストリテ 51750 -1000 -36.02
ソフトバンクG 4229 -159 -34.37
KDDI 3109 -113 -24.42
アドバンテ 4520 -270 -19.45
リクルートHD 3293 -176 -19.02
エムスリー 2795 -180 -15.56
信越化 10850 -425 -15.31
ダイキン 12920 -400 -14.41
テルモ 3340 -73 -10.52
エーザイ 7636 -282 -10.16
TDK 9410 -280 -10.09
ソニー 6145 -274 -9.87
中外薬 10955 -270 -9.73
ファミマ 2059 -65 -9.37
アステラス薬 1596 -49 -8.83
第一三共 6125 -230 -8.29
京セラ 6448 -108 -7.78
バンナムHD 5495 -213 -7.67
太陽誘電 2826 -209 -7.53