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日経VI概況:上昇、トランプ演説受けて心理悪化、大台の50ptに入る

日経平均ボラティリティー・インデックス(投資家が将来の市場変動の大きさをどう想定しているかを表した指数)は12日、前日比+4.39pt(上昇率9.32%)の51.48ptと上昇した。なお、高値は52.09pt、安値は49.41pt。前日の米国市場では、世界保健機関(WHO)が新型肺炎について「パンデミック」と認定したことなどがリスクオフムードを強め、主要3指数は揃って大幅に下落。加えて、日本時間で午前に行われたトランプ米大統領の演説の中で財政政策への具体的な発言がなかったことや、欧州からの渡航者制限の発言があったことで投資家心理は更に後退した。こうした流れから、225先物は1000円超下落して18500円をも割り込み、先行き警戒感から、日経VIは遂に次なる大台である50pt台に突入した。

【日経平均VIとは】
日経平均VIは、市場が期待する日経平均株価の将来1か月間の変動の大きさ(ボラティリティ)を表す数値です。日経平均株価が急落する時に急上昇するという特徴があり、日経平均株価と通常は弱く逆相関する傾向があります。一方、数値が急上昇した後に、一定のレンジ(20~30程度)に回帰するという特徴も持っています。

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