ドル・円オプション市場で変動率は上昇した。リスク警戒感を受けたオプション買いが再燃し、変動率は金融危機が発生した2008年以来の高水準での推移となった。
リスクリバーサルでは円コールスプレッドが拡大。ドル・円下値をヘッジする目的の円コール買いが後退し1カ月物、3カ月物は2008年来で最大となった。
■変動率
・1カ月物16.86%⇒21.81% (08年10/24=31.044%)
・3カ月物13.41%⇒16.60%(08年10/24=31.044%)
・6カ月物11.53%⇒13.82%(08年10/24=25.50%)
・1年物10.12%⇒11.68%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準)
■リスクリバーサル(25デルタ円コール)
・1カ月物+8.4%⇒+9.68%(08年10/27=+10.90%)
・3カ月物+7.72%⇒+8.91%(08年10/27=+10.90%)
・6カ月物+7.2%⇒+7.98%(08年10/27=+10.71%)
・1年物+6.13%⇒+6.90%(08年10/27=+10.71%)