17日のマザーズ先物は前日比29.0pt高の573.0ptとなった。なお、高値は585.0pt、安値は522.0pt、取引高は8515枚。本日のマザーズ先物は、底堅さを見せた日経平均などを受けた個人投資家のセンチメント改善を背景に大幅続伸となった。前日の欧米市場では、各国の金融緩和政策の発表を受けながらも、新型コロナウイルス拡大による世界景気減速を止めるには不十分との懐疑的な見方が優勢となり、NYダウが3000ドル近く下げるなど世界的な株式市場の暴落が再び起こった。こうした流れから、本日の東京市場でも大荒れが予想されたが、安値圏にある日経平均やTOPIXが日銀のETF買いなどの思惑も下支えに、底堅く推移すると、個人投資家マインドも和らいだのか、朝方の早い段階から、マザーズ先物は大きな上昇基調に乗った。これまでの下げがきつかった分、自律反発の域を出ないともいえるが、世界的な株式市場暴落の翌日の東京市場において、主要指数がそろって堅調ななか、マザーズ先物が5%超の上昇をみせたことは、ここ数日の商いを振り返ってみても、明るい材料であろう。ただ、まだまだ新型コロナに関するニュースフローに振らされる展開に変わりはないため、投資家には慎重な姿勢を促したい。なお、指数インパクトの大きいところでは、そーせいやSansanが2ケタ台の大幅上昇を見せたほか、メルカリも6%超と大きく反発した。
マザーズ先物概況:大幅続伸、前日の世界株安受けながらも、日経平均の底堅さを受けてセンチメント改善
シェアランキング
編集部のオススメ記事
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。
いいね!しよう
次の記事へ 東証業種別ランキング:パルプ・紙が上昇率トップ